センター試験利用入試のみを行う産業医科大学を除くと、
私立医学部のセンター試験利用入試で最も志願者が多いのは、
杏林大学医学部センター試験利用入試です。
その杏林大学医学部センター試験利用入試では、
注意すべき点が二つあります。
まず一つ目が、杏林大学医学部センター試験利用入試では、
受験者全員が2次試験を受けるという点です。
私立医学部のセンター試験利用入試で、近畿大学医学部では2次試験を行いません。
産業医科大学は、2次の学科試験は受験者全員が受けるのですが、
2次の学科を終えた時点での上位者が、更に面接と小論文を受けることになります。
この2大学を除くと、私立医学部のセンター試験利用入試では、
1次試験であるセンター試験の結果で1次試験合格者が発表され、
1次試験(センター試験)を合格した受験生だけが、
医学部センター試験利用入試の2次試験を受けることになります。
しかし、ただ1校、杏林大学医学部のセンター試験利用入試だけは、
1次試験(センター試験)で受験者を絞り込むことなく、
全員が2次試験を受験することになります。
ここで難しいのが、杏林大学医学部センター試験利用入試に出願してセンター試験を受験したら、
センター試験の結果にかかわらず2次試験を受験すべきかということです。
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験は、
2月14日(金)または2月15日(土)のどちらか一日を選択して受験することになります。
この2日間は、順天堂大学医学部、日本医科大学、東京慈恵会医科大学、
福岡大学などの2次試験が行われます。
他大学の1次試験に合格している場合は、それまでの合格状況や
杏林大学医学部センター試験利用入試と比べた場合の合格可能性、
それぞれの大学の志望順位などを考慮して、
どちら又はどの医学部の2次試験を受験するか決めてください。
悩ましいのが、試験日が重なる他大学の2次試験がない上に、
センター試験利用入試の合格の可能性が極めて低いと考えられる時です。
それでも杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験を受験すべきか、
それとも次の医学部入試に向けてその1日を勉強に充てるか、悩むところだと思います。
医学部の小論文や面接を何回か経験しているのであれば、
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験を受験しないで
その日も試験勉強に充てるというのも有りだとは思います。
しかし、基本は、たとえ合格の可能性が極めて低いとしても、
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験は受験した方がいいと思います。
医学部入試で合格するためには面接と小論文を乗り越えなければなりません。
やはり、練習と本番は違います。
貴重な実践経験は大切にすべきだと思います。
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験を受験するために、
長距離の移動や宿泊が必要な場合もあるでしょうから、
いろいろな要素を重ねて最終的な判断をしてください。
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験でのもう一つの注意点は、また明日に。