【訂正とお詫び】
2月2日現在、受験番号から推測される帝京大学医学部の志願者数は
8,000人程度と思われます。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
これまで私立医学部の中で最も学費負担の大きかった
帝京大学医学部ですが学費改訂が行われ、
6年間で約1,170万円学費が下がることになりました。
この改訂で6年間の学費は約3,750万円になり私立医学部の中で
それ程目立つ学費ではなくなりました。
実はこの帝京大学医学部の学費は初年度学費は確定しているものの、
2年次以降は学費値上げの可能性もありました。
メルリックス学院で発行しております私立医歯学部受験攻略ガイド2014でも
帝京大学医学部の2年次以降の学費については「変動する可能性あり」としています。
帝京大学とのやり取りの中で、こういった注を付けるようにとの話がありました。
漏れ伝わるところによると帝京大学の学内に学費を下げることに
抵抗感を持つ方もいたようです。
そういった方達は1年次は下げても2年次以降は
下げなくてもいいのではないかと考えていたようです。
しかし、ここへ来て最終的に6年間の学費が確定しました。
この学費の低減を受けて、医学部受験生がどう動くかということについて
以前「志願者は増えるだろうが劇的な増加まではいかないだろう」
とお伝えしましたが、どうやら誤りだったようです。
帝京大学医学部の志願者について、
公式な発表は現在までのところありません。
他学部の志願者数については帝京大学のホームページで触れていますが
医学部だけは触れられていません。
しかし、受験番号から推測することはできます。
帝京大学医学部の試験日は3日あり、どの日の受験番号か
分かるようになっています。
受験番号の中で日程を識別するための部分を除いて考えると
志願者数が推測できます。
この方法で志願者数を推測すると帝京大学医学部の
1日目の志願者は1,600人程度、2日目の志願者は3,000人程度、
3日目の志願者は4,200人程度だと思われます。
帝京大学医学部の3日間の志願者は8,800人程度と考えられます。
昨年の志願者は5,367人でしたから3,400人程
志願者が増えていることになります。
もちろん、これはあくまで推測ですので、
断定的に言うことはできませんが、
帝京大学医学部の志願者が大きく増えていることは
間違いないと考えていいでしょう。
日程別に見ると初日が少なくなっていますが、これはこの日は
4つの大学の試験が重なっていることが要因です。
帝京大学医学部志願者増は学費低減の影響が大きいのですが、
センター試験で国語が難しかったこともあるかと思います。
センター試験の成績が思ったように伸びなかった医学部受験生が
私立医学部への出願を考えた時、出願が間に合う大学は限られます。
数少ない「まだ間に合う医学部」の中で帝京大学医学部が学費を下げたことで
出願が増えたということもあると思います。
東海大学医学部の志願者増も、こういった理由もあると思います。