先週の土曜日、朝9時に愛知医科大学の入試責任者の方にご来校いただきました。
前日に、私立医学部の事務職員の研修会があったとのことでしたが、
翌日の朝一番にメルリックスにお立ち寄りいただきました。
愛知医科大学さんとは、日頃からいろいろとやり取りをしていますので、
あいさつもそこそこに具体的な話をさせていただきました。
愛知医科大学一般入試の1次試験日は、
私立医学部一般入試で最初の試験になります。
愛知医科大学へのパンフレットの請求数などをお聞きした後、
「日本一私立医学部入試に詳しい」スタッフが、
「他大学と1次試験日の重複もないことから、今年の愛知医科大学一般入試の
志願者数は2,268人と予想していますが、どう思われますか?(笑)」
と聞くと「うーん、それ位と思います」というお答えでした。
もちろん、双方ともに予想でしかありませんが、同じ位の志願者数を考えていました。
愛知医科大学の面接は、医学部入試で最も時間が長く、厳しい面接ですが
「今年も変わりませんか?」などをお尋ねしました。
以前も愛知医科大学の方からお聞きしましたが、入学試験の成績と
入学後の成績はほとんど相関が見られないとのことです。
これは他大学の方も同じことを口にされるとのことでした。
結局、入学後の成績を大きく左右するのは「やる気」ということです。
その「やる気」を見極めるためにしっかりとした面接を行うことです。
医師としての資質も、もちろん大切ですが、
それ以前に医師になれなければどうしようもないのですから
「やる気」はしっかりと見定めるということでしょう。
以前、同じ予備校の生徒全員が、面接でのある質問に対して、
判で押したように全員同じ答をしたため、その予備校の生徒を全員、
2次試験で不合格にしたことがあるとのことでした。
「みんながマニュアル通りの同じ答では評価ができない」
ということだそうです。
私もよくお問い合わせで「面接のマニュアルはないか」と聞かれますが、
例えば医学部志望理由は、一人ひとり、それぞれの理由があるはずです。
自分を振り返り、本来の志望理由を上手に伝えることができるよう準備して下さい。
愛知医科大学の入試責任者の方とお話の中で
いくつか面接のヒントになる話を伺いましたので、一部をお伝えします。
「受験生本人が自分のことはわかっていなくても、他人からはその受験生のことは分かる」
「同年代の親しい人達とコミュニケーションが上手く取れても、
かなり年上の人や幼い子供達とコミュニケーションが取れるとは限らないし、
うまくできない人も少なくない」
「素直な学生は伸びる。自分のスタイルを変えられない学生は伸びない」
医学部教員である面接官は、こういったことを念頭に置いて面接をしているということです。