昨日は「今年度の医学部入試で、入試全体に大きな影響を与える
可能性があるのは杏林大学医学部」というお話をしましたが、
その続きです。
その年の医学部入試の最初の合格発表で結果が出れば、その後の
入試に前向きに取り組めるのはもちろんですが、後の医学部入試の
受験校にも変化があるでしょう。
1月30日(金)の杏林大学医学部の合格発表の後に1次試験が
行われる大学は13校あります。杏林大学医学部に正規合格、
または補欠でも補欠順位が50番位までなら、杏林大学医学部
より志望順位の高い大学だけを受験することができます。
「1次試験は終わっているが、2次試験はこれから」という
9大学も、場合によっては2次試験を棄権することもあるでしょう。
合計22大学の1次試験や2次試験が杏林大学医学部の合格発表後に
行われるのですが、受験を予定していた大学も予定通り受験するのか
どうか、選択することができます。受験を取りやめる大学も出てくる
でしょう。そうすると、連日試験が続く医学部入試でも日程に余裕が
出てきます。その分、志望校対策に使える時間も体力も生まれて
きます。
昨年の生徒で東京慈恵会医科大学に進学した生徒は、
まさにこのパターンでした。杏林大学医学部入試で結果が出て
気分的にも日程的にも余裕が出て見事、第一志望の東京慈恵会医科大学に
進学することができました。
今年度入試でも杏林大学医学部は大きなポイントとなるでしょう。
さて、この杏林大学医学部入試で合格を勝ち取るためのポイントが
いくつかあります。明日以降は、そこをお伝えしていきます。