昨日は昭和大学医学部(Ⅰ期)の1次試験が
行われました。
今年の昭和大学医学部の志願者数は前年を
60名下回る3,806名でした。志願者数が多少
減ったとは言え、昭和大学医学部(Ⅰ期)は正規
合格となると初年度授業料300万円が免除となり
6年間の学費総額が2,000万円を下回り、私立
医学部で最も低くなります。
このことから、昭和大学医学部(Ⅰ期)は国公立
大学医学部との併願者が多く、医学部の中でも
ハイレベルの戦いとなります。昭和大学医学部
(Ⅰ期)の募集人員は78名ですから今年の志願
倍率は48.8倍になります。
さて、昨日の昭和大学医学部(Ⅰ期)の1次試験を
受験した生徒によると生物と物理は、かなり新課程
を意識した出題だったようです。
医学部の物理は、昨年までも、大学によっては他学部
ではほとんど出題されることのない「原子」が出題され
ていました。ただ「原子」を出題する大学は限られ、昭和
大学医学部では出題されていませんでした。しかし、
今年の昭和大学医学部(Ⅰ期)の物理では「原子」が出題
されたとのことでした。私立医学部を目指す浪人生なら
これまでも「原子」をやっていた人がほとんどだったと
思いますが、中には「原子」をやっていなかった浪人生も
いたかもしれません。
昭和大学医学部(Ⅰ期)の生物でも、新しい分野からの
出題があったようです。ただ、私立医学部の生物はこれ
までも高校の履修範囲を超えた出題は珍しくなかったの
ですが、生物受験者はとまどいを覚えたかもしれません。
昭和大学医学部(Ⅱ期)を受験することになれば、Ⅰ期の
出題内容を考えた準備が必要でしょう。