昨日は、岩手医科大学医学部と北里大学医学部、
川崎医科大学の合格発表がありました。
まず、岩手医科大学医学部についてお伝えします。
岩手医科大学医学部の一般入試は募集定員88名に対し、
どうやら3,000人を超える志願者があったようです。
1次試験合格者は前年より10名少ない661名でした。
1次試験合格者が10名少なくなったとは言え、
恐らく私立医学部では最も多い1次試験合格者になると思われます。
さて、661名の1次試験合格者の中から昨日、
岩手医科大学医学部2次試験の合格者が発表され、
見事に88名の受験生が岩手医科大学医学部に合格されました。
募集定員と同数の正規合格者です。
当然、岩手医科大学医学部への入学を辞退する人もいるでしょうから、
欠員に応じて繰り上げ合格者の発表があります。
1回目の繰り上げ合格は2月12日(木)の17時頃が予定されています。
岩手医科大学医学部の繰り上げ合格の状況についても
分かり次第、お伝えしていきます。
ちなみに昨年の岩手医科大学医学部の繰り上げ合格者は84名でした。
正規合格者とほぼ同数が補欠から繰り上げ合格となられています。
よく「岩手医科大学医学部は東北の人が有利」という受験生がいますが、
そんなことは全くないと考えています。
岩手医科大学医学部では地域枠で15名を確保しています。
また、メルリックスでは岩手医科大学医学部は1次試験合格者を
数多く出すことから受験を勧めています。
必然的に毎年、多くの合格者が出ます。
昨年は8名、一昨年が13名、そしてその前年は14名が
岩手医科大学医学部に正規合格または繰り上げ合格をしています。
この合格者の顔ぶれを見ると、とても東北有利とは思えません。
「東北出身じゃないから不利だ」などと考える必要はありません。
昨日の岩手医科大学医学部合格者の中に、
1次試験は岩手医科大学医学部しか合格していない生徒がいました。
早速、合格の報告に来てくれたのですが
「1次受からなくて、どうなることかと思った」と言っていました。
昨日と一昨日、東邦大学医学部の2次試験対策を行いましたが、
その中に2名「東邦大学医学部しか1次試験に合格していない」人がいました。
「あそこもあそこもダメで、どうして東邦通ったか分からない」
と同じことを言っていました。毎年、繰り返されることです。
私立医学部入試は、本当に「やってみなければ分からない」と思います。
いつ「はまる」か分かりません。勝負は、これからです。
ところで昨日、岩手医科大学医学部合格の報告に来てくれた生徒は、
本番で緊張してしまうタイプでした。
難関と言われる大学の受験が残っていますが、
プレッシャーから解放され本来の力を100%発揮してくれると思います。