メルオン

自分だけは特別?

特に現役や1浪目の受験生の皆さんは心の奥底に
「自分だけは特別に、上手く行く」という気持ちを
持っていませんか?

現役生の皆さんなら「10月くらいから本気を出せば、
医学部に1校だけでも合格できる」と思っていませんか?
医学部が難しいのは分かっていても、自分だけはスッと
合格できるような気がしていませんか?

1浪目の医学部受験生の皆さんで「1年浪人すれば
大丈夫だろう。どこか医学部1校は合格するだろう」と
思っている人はいませんか?

例えば今年の日本大学医学部の入試では4,353名が
出願し、正規合格者101名と校友子女枠合格者3名、
そして7回の繰り上げ合格の発表で合格となった106名を
合わせて210名が日本大学医学部に合格しました。
4,353名の中から210名です。

「どんなに厳しい入試であっても、他の人は皆だめであっても、
自分だけはサクッと受かってしまう」と考えていませんか?

スタート時点での学力から考えれば「医学部合格は絶対無いとは言えない」
「第一志望校に合格する可能性はゼロではない」という
状況であっても「自分だけは特別」と思っていませんか?

親御さんが、自分の子供に対してそう考えるのは理解もできます。
しかし受験生本人が、なんとなく「自分だけは特別」と思うのは
止めましょう。そう考えることで自分を奮い立たせることはアリです。
しかし、そう考えることで勉強も甘くなってしまうのはナシです。

「自分も普通の受験生だ」ということを認識して、だからこそ他の人の
倍やらなければならないんだと考えるようにして下さい。

宝くじに当たる人はいます。だからと言って「自分は特別で宝くじに
当たる人だから、今からいくらお金を使ってもいい」とはならないのと同じです。