メルオン

愛知医科大学1次試験を終えて

愛知医科大学の1次試験を終えた生徒達が帰ってきました。
とりあえずは今日の試験を終えてホッとした表情が多かったように
思います。今日の愛知医科大学を受験しなかった生徒達は
それぞれの教室で自習をしていましたが、そこへ愛知医科大学
受験を終えた生徒が戻ってきて「今日は、これが出た」と伝えている
姿が印象的でした。2つの教室ではホワイトボードを使って説明や
解き直しをしていました。

私立医学部入試は不思議なことに毎年、何故かよく出る「今年の流行問題」
があらわれます。今年も似たような問題が、あちこちの医学部で出るのではないかと
思います。

さて、今日の愛知医科大学の1次試験ですが、試験時間の短くなった
英語では長文問題が1題減ったようです。
また、事前に入試担当者から聞いていた通り、マーク式はなくなり、
すべて記述式になっていました。文法問題はこれまでと問題の形式が変わり、
例文の空欄が虫食いになっている単語の穴埋め問題で、下にヒントが付いて
いたとのことでした。

英語と同じく試験時間が短くなった数学では、これまでの5題から4題に1題
減っていました。英語も数学も問題数が減ると考えた予想は当たっていました。
数学ではやはり新課程分野からの出題があり、大問で複素数平面が出たとの
ことです。他には軌跡と領域、整数と言えるような問題などが出題されたようです。
1題1題の問題そのものは易しくはなっていなかったようです。

今日の愛知医科大学の化学では、アンモニアソーダ法、圧平衡定数、
スクロースの構造、サルチル酸が出題されたようです。問題そのものの
難易度としては、これまでと変わらないようです。

生物ですが、計算が増えた分、これまで以上に時間がかかったようです。
DNA複製、グルコース消費、耳の構造や機能、Shhタンパクとイモリの
移植実験が出題されたとのことでした。ソニックヘッジホッグ遺伝子なども
出て幅広い知識も必要だったようです。

今日の愛知医科大学の物理では、力学で2物体の衝突、音波、コイル、
そして原子が出たとのことでした。やはり物理でも新課程の原子が出題されました。

まだ、愛知医科大学を終えただけですが、今年度の私立医学部入試では
やはり新課程分野は要注意と言えそうです。明日の岩手医科大学医学部
でも新課程分野からの出題がありそうです。