2010年度入試における医学部入学定員の増員計画が
文部科学省より発表されました。
まだ正式な認可は下りていませんが、
12月中に確定する予定です。
詳細はメルリックス学院のホームページに
掲載していますが、
今年度の増員はほぼ地域枠での募集になります。
大学のある都道府県以外の地域枠では、
杏林大学の茨城県地域枠(1名)、
順天堂大学の千葉県(1名)、新潟県(2名)、
日本医科大学の千葉県(1名)、福島県(1名)、
近畿大学の奈良県(2名)、和歌山県(5名)などがあります。
ちなみに、東京都地域枠のように
地域枠で入学した学生の学費を
全額補助する予定の自治体もあるようですから要注目です。
また、地域枠の他には、研究医を養成するために、
学部と大学院の一貫教育コースを設ける「研究医枠」や
歯学部の入学定員を削減する代わりに、医学部定員の増員を認める
「歯学部定員振替枠」などがあります。
これらの募集枠は、今から別に募集するとは考えにくいので、
おそらく一般入試、もしくはセンター試験利用入試などで
募集することになるでしょう。
ただし、地域枠の場合は学科試験は同じでも、
面接試験では間違いなく、最近の「医療崩壊」と言われる現状や、
地域医療に関することを詳しく聞かれると思います。
また、自分が活躍する地域を限定してしまうのですから、
なぜその地域の医療にあえて限定するのかも
間違いなく聞かれます。
かなりしっかりした準備が必要になるでしょう。
日頃から医療系のニュースに目を通しておくと共に、
地域医療やへき地医療に対して自分なりの考えを
持つことが重要です。
産科医や小児科医、外科医が不足していると言われる現状や、
プライマリ・ケアやかかりつけ医の重要性、
今後ますます高齢化社会が進む上で、
終末期医療の問題をどう考えるかなどは、
当然自分なりの意見を用意しておくべきでしょう。
メルリックスでは現在、
最新版の『医系小論文・面接用語集』の改訂作業を進めています。
受験生の皆さんから「この用語集のお蔭で合格できた」と
言っていただけるよう魂込めて作成中です。
地域医療や産科医・小児科医の不足といった問題点はもちろん、
新型インフルエンザやCOP15、トランス脂肪酸といった
最新の話題も盛り込んでいますが、
毎日、新しい動きがあるので締切とギリギリの戦いを続けています。
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