医学部の1次試験の合格発表が続き、
2次試験に向けて面接の練習がどっと来て、
てんてこ舞いです。
特に、岩手医科大学が538人、昭和大学が415人、
東邦大学が456人、聖マリアンナ医科大が446人
埼玉医科大学452人と1次合格者が多いところは大変です。
そこへ、2次試験の合格発表があり、
歯学部の合格発表もあって、
落ち着く暇もないところです。
「今年は、みんな1次試験を随分合格してくれるな~」
と喜んでいましたが、
2次の発表を見ると医学部の2次試験で正規合格するのは、
やはり厳しいと感じました。
しかし、帝京大学では一気に9人の正規合格が出て
ほっとしました。まだ報告のない人もいますので
10人以上は間違いないでしょう。
合格した全員を祝福したいのですが、そのなかでも
二人には特別の喜びを感じています。
一人は6浪の生徒ですが、私のなかでは、
今年のメルリックスのMVPだと思っています。
とても真面目な生徒さんで本当によく頑張っていました。
なかなか成績が伸びなかったのですが
彼は、どんな時もけっして勉強の手を緩めず
黙々と勉強に取り組んでいました。
去年の今頃、埼玉医科大学の後期試験に向けて
勉強していましたが、見ていて炎が見えました。
その時から更に1年、いつ見ても勉強をしていました。
慶応は分かりませんが、今年もメルリックスから
慈恵、日医、順天の合格者は出るでしょう。
もちろん、彼がその中に入ることも十分あります。
しかし、彼が帝京大学しか合格しなくとも、
私のMVPは彼です。
もう一人は、再受験生です。
航空会社に就職し、パイロットになるための
訓練も終わろうとしている、その時に
医学部受験を決意し、会社を辞めたそうです。
最初に面談した時
「パイロットなんて憧れの職業なのに!」と思いました。
それだけ、彼の決意は固いものでした。
文系の学部出身だったので、苦労はあったと思いますが
見事に乗り越えてくれました。
合格を勝ち取るまでの様々な苦労や葛藤を知っているだけに、
喜びもひとしおです。