医学部入試

医学部編入学試験と藤田保健衛生大学医学部の推薦入試

夏休みということで、連日医学部歯学部に進学した卒業生が
遊びに来てくれていますが、
昨日は東邦大学医学部に進学した卒業生と
鶴見大学歯学部に進学した卒業生がそれぞれ来てくれました。
医学部も歯学部も、1年生と言えど勉強は大変なようです。

メルリックスの卒業生の情報として、
藤田保健衛生大学医学部推薦入試で進学した再受験生の方が、
全国の医学部4年生が臨床実習をする前に受験する
医学部共用試験のCBTで全国1位となった」
と聞いて嬉しく思いました。

再受験生なのに推薦入試?

と思われた方もいらっしゃると思いますが、
藤田保健衛生大学の推薦入試は、再受験生にも受験資格があります。
2年以上大学に在籍した(見込も含む)40歳未満の方なら
誰でも受験することができます。

メルリックスからも毎年この試験で、
少なくとも1名は医学部に進学しています。

実は文系の方にもチャンスがあります。
藤田保健衛生大学の医学部推薦入試の試験科目は
英文問題数理的問題小論文面接です。

英文問題は英語で、数理的問題は数学です。
その数学ですが、数学Ⅰ・Ⅱから出題されます。
医学部受験生に負担の大きい数学Ⅲ・Cだけでなく、
数学A・数学Bからの出題もありません。

英語と数学Ⅰ・Ⅱと小論文と面接なら
文系出身の方にもチャンスが広がります。

しかし、医学部再受験生の方で、
この藤田保健衛生大学の医学部推薦入試についてご存知の方は
多くないんですね。

やはり医学部受験では情報力は大きなポイントです。

最近、医学部を再受験される方が多くて、
今年の4月はメルリックスから20名以上の再受験生の方が
医学部へ進学してくれました。

医学部再受験生の方は、それはもちろん2年次に編入学できればいいのですが、
編入学試験に絞ることはおすすめしていません。

医学部の編入学試験は、国公立医学部では試験内容も多岐に渡り
準備がなかなか大変です。

私立の医学部は7大学で編入学試験を行っていて、
更に獨協医科大学の医学部は再受験生のためのAO入試を行っています。

この中で今年度から行われる岩手医科大学の編入学試験を除くと、
医学部編入学試験を行う6大学のうち4大学は
実質的に一般入試を受験することになります。

純粋に医学部編入学試験と言えるのは、
東海大学医学部金沢医科大学医学部の2校だけです。

つまり、医学部受験を編入学試験に絞ると、
私立医学部では年2回、
獨協医科大学のAO入試を含めても
年3回のチャンスしかありません。

仕事を続けながらの医学部再受験であれば、
時間的な制約から編入学試験に絞らざるを得ないかもしれませんが、
受験勉強に時間が取れるのであれば、
一般入試も視野に入れた準備をおすすめしています。

医学部再受験生を見ていて私は「再受験生は強い」と感じます。

次回は医学部を目指す再受験生の心構えや
受験勉強の進め方などについてお話しします。