医学部は理系の受験生でないと進学できない訳ではありません。
これまでも述べてきたように、文系出身の再受験生も
医学部に進学されています。
東海大学一般編入学試験は誰しも考えるでしょう。
藤田保健衛生大学医学部の推薦入試もいいでしょう。
そして、できれば医学部一般入試をメインに考えてほしいことも
お話ししました。
医学部の編入学試験をお話しした際に
「私立では医学部編入学試験は実質的に
東海大学と金沢医科大学の2校だけ」とお話ししましたが、
今回はその金沢医科大学医学部の編入学試験についてです。
金沢医科大学の編入学試験は少し変わっていて、
1年次の後期に編入になります。
また、今年度から出願要件も緩和されました。
この試験は英語、理科、小論文、グループ面接で行われます。
数学がないのはいいのですが、文系出身の方にとって
「理科」とあると引いてしまうかもしれませんね。
昨年、この試験に合格して、
後期から金沢医科大学医学部生となった生徒さんも
文系再受験生の方でした。
この方が実際に受験した感想によると、
「理科は中学レベル」だそうです。
書店で理科総合A・Bの参考書、問題集を買って
準備すれば大丈夫でしょう。
ただ金沢医科大学のグループ面接は
入試要項にはグループ面接と書かれていますが、
実際はグループ討論です。
金沢医科大学のグループ討論は独特のやり方ですので、
事前の準備は欠かせません。
実際にグループ討論を行うことは難しくても
グループ討論の流れを知り、コツを知ることは重要です。
この方は東海大学の医学部編入も考えていたのですが、
先に金沢医科大学が決まったので進学されました。
文系出身であっても医学部再受験生が
医学部に進学する道はいくつもあります。
自分に合った作戦を考えて下さい。
次回は医学部入試の本番とも言える一般入試です。
再受験生と一般入試についてお話しいたします。