朝日新聞出版から「医学部に入る2010」と「Q&Aでわかる「いい歯医者」」
の2冊の本が相次いで出版されました。
いずれの本にも私のコメントが載っています。
今年1月に出た「プレジデントFamily(ファミリー)1月号」ほど
たくさんコメントが載っているわけではありませんが、
まあ立ち読みでもして下さい。
さて、藤田保健衛生大学医学部の推薦入試で
再受験生に求められる自己推薦書ですが、
皆さん何を書いたらいいのかとまどっていらっしゃるようです。
入試要項にも具体的な指示がないので
書きにくいのでしょう。
医学部志望理由や藤田保健衛生大学医学部の志望理由に
終始している自己推薦書をよく見ますが、
志望理由が求められているわけではありません。
あくまで「自己推薦書」です。
では、ここでは何を書くべきでしょう。
書くことはふたつ。
ひとつは「自分は医師に向いている」ということ。
もうひとつは「医学部の勉強に十分ついていける」ということ。
もう少し具体的に言うと
「自分はこれまでこんな経験をしてこんなことを学んだ。
これは医師にとって大変重要な資質のひとつだ。
また、こんなことも身につけている。
だから自分は医師を目指すにふさわしい」
「医学部の勉強は厳しいと聞いているが、
自分はこんな人間だから問題なく医学部の学習を消化できる」
「以上のようなことから、
自分は貴学医学部で学ぶにふさわしい人物だと考える」
だいたいこんな感じです。
この中に医学部志望理由や藤田保健衛生大学医学部の志望理由が
入ってきてもいいですね。
自己推薦書とは「自分はこんな人間だから、貴学医学部に推薦します」
ということを書くことが大切です。