今日、医師と歯科医師の国家試験の合格発表がありました。
医師の国家試験は全体で合格率89.2%と
昨年の91.0%から若干下がりました。
ここ2年は90%を越える合格率だったのですが、
今年度は90%の大台を割りました。
とは言え、新卒の合格率を見ると92.8%で、
医学部に進学すると9割くらいの人は
卒業と同時に医師国家試験に合格すると言ってよさそうです。
一方、歯科医師国家試験ですが、こちらは年々合格率が
下がる傾向にありましたが、
今年度は全体の合格率は65.9%となり、
前年度の合格率67.5を2%上回りました。
合格者数も2408人と前年度より25人増加しました。
歯科医師国家試験は新卒の合格率が81.6%でした。
歯学部では8割くらいの人が卒業と同時に
歯科医師国家試験に合格すると言ってもよさそうです。
医学部も歯学部も6年で卒業して、
卒業と同時に国家試験に合格して早く世の中に
貢献してもらいたいですね。
大学ごとの合格率はメルリックス学院のホームページにも
掲載しています。
http://nyushi.melurix.com/archives/121
ところで、歯学部の話ですが、25日の木曜日に
飯田橋にある日本歯科大学さんにお声を掛けていただいて、
教職員の皆さんに1時間30分の講演を行ってきました。
「最近の大学受験生気質~特に歯学部志向について~」
というタイトルでお話しさせていただきました。
立派な先生方を前にえらそうに講演をするのは
気がひけるものですが、講演終了後も活発に質問していただき、
日本歯科大学の教職員の皆さんが優秀な学生を集め、
社会に貢献できる歯科医を育てたいと
真摯に考えていらっしゃることが伝わってきました。
講演の前後には学部長さんとお話しをさせていただき、
日本歯科大学さんの歯科医養成にかける熱い思いを
お聞かせいただきました。
また私からは入試改革へのご提案をさせていただきました。
今日、日本医科大学医学部、日本大学医学部、
杏林大学医学部から繰上げ合格の連絡が来たと
生徒さんから報告がありました。
もうすぐ3月も終わりですが、まだもう少し動きがありそうです。
(日本歯科大学さんでの講演会の様子です)