これまで医学部の編入学試験を実施している大学は
8大学ありました。
このうち獨協医科大学はAO入試の合格者の中で、
履修状況によっては2年次編入もあるということですから、
正確にはあくまでAO入試であって、
編入学試験とは言えませんね。
(ちなみに2010年度の獨協医科大学AO入試は
合格者8名のうち3名が2年次に編入しました)
来年度入試では医学部編入学試験に変更がありました。
日本医科大学で編入学試験が廃止となります。
(詳しくは 2011年度(平成23年度)私立医学部入試の変更点
をご覧下さい)
ですから獨協医科大学を除けば6大学で
医学部編入学試験が実施される予定です。
※その後、杏林大学医学部で2011年度から
編入(転入学)制度が廃止されることが発表されました。
(2011年7月11日)
そのうち、東海大学医学部は募集人員40名と定員の半分近くを
編入学試験で募集するため、毎年多くの再受験生が出願します。
メルリックスでも過去3年間で43名の方が
東海大学医学部編入学試験に合格され2年次に入学されました。
ちなみに、ここで言う再受験生とは、
「(医学部以外の)大学を卒業しているか、もしくは在学中である、医学部志望者」
のことを指します。
近年、医学部入試においては、再受験生が非常に増えており、
社会人から大学生まで様々な年齢の方がチャレンジされています。
編入学試験を行っている私立医学部のうち、金沢医科大学医学部は
編入年次が1年次後期となります。
つまり、8月から9月にかけて試験を行い、合格すれば10月から
金沢医科大学の1年生になるわけです。
よって、今年の募集は「2010年度(平成22年度)入試」となります。
この「○○年度入試」というのは、「○○年度の入学者を募集するための入試」
という意味なので、来年の冬に行われる入試は、
2011年4月に入学する学生を募集するための入試、
つまり2011年度生を募集するための「2011年度入試」と呼ばれます。
話がそれましたが、2010年度の後期から入学する学生を募集するための
金沢医科大学の編入学試験は「2010年度入試」となります。
ややこしいですね。
その2010年度の金沢医科大学医学部の編入学試験の募集要項が
先ごろ発表されました。
金沢医科大学のホームページに募集内容が掲載されており、
そちらから入試要項を取り寄せることができます。
それによると、今年の編入学試験は昨年と同じ5名の募集人員で、
9月5日(日)に試験が行われます。
昨年より2週間ほど遅いですね。
試験科目と配点は昨年と同じく、
英語(90分)150点
理科(60分)100点
小論文(60分)60点
グループ討論(約25分)
となっています。
この理科は「理科総合A/B」程度の問題が出題され、
地学の範囲は除きます。
問題は非公表となっているので、過去に受験した方からの聞き取り調査をもとに
どれだけ実際の問題に即した対策が立てられるかが勝負になります。
ちなみに、昨年(2009年度)の編入学試験は
志願者61名、受験者59名で合格者は8名でした。