医師不足が社会的な問題になり、
「新医師確保総合対策」や「緊急医師確保対策」
「経済財政改革の基本方針」などの施策が実施され、
医学部の入学定員が増えていることは
皆さんご存知でしょう。
ただ、増えた定員は一般入試の定員なのか、
推薦入試などの定員なのかになると、
ちょっと怪しくなるのではないでしょうか。
大学によって、そこは様々ですが
一つの大きな流れとして地域枠の設置が挙げられます。
地域枠というとその地域に住んでいるなど
何かしらその地域との関係がないと
受験できないと思い込んでいませんか?
もちろん、そういった地域も多いことは事実です。
最近は東京の大学の医学部が
茨城県や新潟県、福島県の地域枠を設けるなど
「県外地域枠」と言われるものも導入されています。
また、久留米大学医学部の地域枠は
出身地や現住地に関係なく誰れでも受験できます。
地域枠は自分には関係ないと決めつけずに
検討するといいでしょう。
ところで、医学部入試で「研究医枠」というのは
ご存知でしょうか?
東北大学や東京医科歯科大学などの
国立大学の医学部にもありますが、
私立医学部でも慶応大学、順天堂大学、帝京大学の
3校に研究医枠が設けられています。
これは将来、基礎医学の研究者や
公衆衛生医を養成するために設けられています。
医学部入試は今、毎年かなり変化があります。
新制度導入1年目は特に受験生は見逃しがちで
2年目になってようやく志願者がグッと増える傾向にあります。
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ところで今、W杯で世の中は大騒ぎです。
サッカー好きの私としても血が騒ぐのですが、
学院内では知らんぷりです。
少なくとも生徒の前でW杯の話はしません。
サッカー好きの生徒も多い中、
生徒のW杯への関心を煽るわけにはいきませんからね。
合格祝賀会では「あの試合、あのシュートすごかったな」と
話そうと思っています。