高校も夏休みに入り、推薦入試やAO入試の対策で
お見えになる生徒さんが増えてきています。
また、東海大学医学部や金沢医科大学医学部などの
編入試験対策でお見えになる生徒さんも増えています。
推薦入試やAO入試は
志望理由書や自己推薦書を書かせる大学が多いので、
その添削依頼も徐々に多くなってきています。
中でも、金沢医科大学医学部のAO入試は
25歳以下であれば誰でも出願できることから、
人気の高い試験の1つです。
1次試験は書類審査のみになりますので、
自己推薦書はもちろんのこと、
近親者とそれ以外の人が書く2通の推薦書が
非常に大事になります。
自己推薦書というのは、いわば自分をアピールする場です。
自分はこういう人間で、こういうところが優れていて、
こういうところが足りないと自覚しており、
将来はこういう医師になりたいということを
読んだ人に伝わるように書かなければなりません。
まずは、自分が出願要件のどれに当てはまるかを
確認することが大切になります。
金沢医科大学AO入試の出願要件は、
大きく分けて、
1.地域医療に尽くす
2.大学に残って研究に従事
3.海外で活動
4.その他
の4つに分かれています。
自分がこの4つのうちのどれに当てはまるかを決めてから、
自己推薦書を書かなければいけません。
金沢医科大学医学部のAO入試は、
グループ面接と個人面接が行われます。
個人面接は約25分間ですので、
様々な角度から色々なことを聞かれます。
当然、自己推薦書や活動履歴書に書いた内容からも聞かれます。
この自己推薦書を読むのは、医学部の教授であり、
医師であり、普段から学生や患者さんと接している方々です。
そういった、医学のプロが読むということを意識して、
自己推薦書を書いてほしいと思います。
ただ聞きかじっただけの医学知識を
中途半端に書くことはNGです。
また、当り前のことですが、
誤字脱字はもちろんダメです。
下書きする時からそのことを十分に意識して、
自分以外の人にも推敲してもらいましょう。
先日、メルリックスの生徒さんが、
以前、金沢医科大学医学部のAO入試を受験した時の
自己推薦書を見せてもらいました。
非常に立派な文章で、
医師になって、自分の生まれ育った地域のために
尽くしたいという思いが、
文章からひしひしと伝わってきました。
先日、愛知医科大学の入試ご担当者が
お見えになった時におっしゃっていた
「なぜ地域枠を導入しないのか?」
という問いに対する答もその中にはありました。
彼が医師になったらきっと、
地域医療に尽くす素晴しい医師になってくれるという思いを
改めて強くしました。