医師不足解消のためにいくつかの自治体が
奨学金制度を設けています。
東京都も医師の確保のために
「東京都地域医療医師奨学金制度」
を設けています。
東京で医師不足?と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
東京と一口に言っても23区だけではありません。
東京都竹芝客船ターミナルから
25時間30分かけて船で行くしか交通手段のない
小笠原諸島などの島しょ部も東京都です。
また、小児科や産婦人科などの診療科目は
23区内でも医師の確保が必要なようです。
この東京都の医学部生への奨学金制度は
医学部での6年間の学費と生活費全てを東京都が貸与し、
医師として9年間
東京都の指定する医療機関で小児医療などを担当すると
返還が免除になるというものです。
大学によって学費が違いますので、
奨学金の総額も異なりますが、
最高で4,420万円を東京都が負担してくれることになります。
この制度を利用するためには
東京慈恵会医科大学、杏林大学、順天堂大学の
いずれかの大学の東京都地域枠に
合格する必要があります。
東京都地域枠は3大学合わせて25人になります。
これと同じ様な奨学金制度を設けている自治体もありますので、
調べてみるのもいいかもしれません。