1月15日(土)、16日(日)と2日間で
大学入試センター試験が終わりました。
今年度のセンター試験は前年より5,616人増(1.0%増)の
558,984人が出願し、全国706会場で行われました。
ここ2年は数学、理科が難しく、
理系受験生にとって厳しく感じられるセンター試験でしたが、
今年度は理系受験生も手応えを感じることのできる
センター試験だったようです。
1月21日(金)には科目間での得点調整を行うかどうかが
発表されます。
得点調整とは、例えば理科の「化学I」「生物I」「物理I」「地学I」の間で
20点以上の平均点の開きがあり、
問題の難易度によるものだと考えられる場合に行われます。
これに先立って平均点の中間発表が19日(水)、
最終発表が2月3日(木)に行われる予定です。
受験生の皆さんは自己採点を終え、
今後の作戦を考えているところでしょうか?
今日は早速、2組のご父母がセンター試験の結果をご持参され、
今後のご相談を受けました。
特に今年度からセンター利用入試を導入した東京医科大学の見通しや
順天堂大学医学部の新しい入試形態の「センター・一般独自併用入試」の
見通しなどが気になるようでした。
それぞれのお子さんは勉強に集中するため、
親御さんが来られましたが、
家族一体となっての入試というご家庭は少なくありません。
センター試験の結果を見せていただいて最終的な出願校、
残された時間での全体的あるいは科目ごとの勉強方法なども
それぞれに合わせてお話ししました。
残された時間は本当に貴重なので
私もじっくりと作戦を考えました。
今、力を入れるべき科目は何なのか?
その科目をどう仕上げていくのか?
入試期間中はどう勉強をしていくのか?
2次対策はどう進めるのか?
1次と2次の試験日が重なったら、
どちらの大学を優先すべきか?
こういったことをお話しさせていただきました。
ところで話は全く変わりますが
先日、今年度の私立歯学部の推薦入試の
志願者数をまとめた資料を見る機会がありました。
まだ公表前の資料ですから詳しいことは言えませんが、
強烈に目に焼き付いた数字がありました。
ある大学の歯学部推薦入試の志願者がゼロでした。
その数字を見た時「この大学はまだ未集計なんですね」と
お聞きしましたが、「いや、ゼロです」という答に
本当にビックリしました。
歯学部人気は低迷していますが、
まさかここまでとは思いませんでした。
いくらなんでもこの状況は行き過ぎではないでしょうか?
歯科医に対する受験生やご家族の認識は
本当に厳しいのだなと改めて思います。
以前から各大学の方には申し上げていますが、
歯学部全体で受験生に対するアピールが
必要だと思います。
この資料を見てもうひとつ目に付いたのが
「東京歯科大学の一人勝ち」でした。
東京歯科大学は優秀な人材を集めることに大変熱心で
何度も私どものところにもおいでいただいて、
アドバイスを求められました。
また、昨年は東京歯科大学の千葉のキャンパスに
100人以上の教職員の方を集めていただき
歯学部入試についての提言をさせていただく機会もいただきました。