一昨日、岩手医科大学医学部と東邦大学医学部の
１次試験の発表がありました。

岩手医科大学は607名、東邦大学が460名の
１次合格者を発表しました。

岩手医科大学は前年に続き600人を超える
１次合格者を発表しました。
定員が85名ですからまだこの時点でも
7倍を超えています。

繰り上げ合格まで考えるともう少し倍率は下りますが
それにしてもまだまだ安心はできません。

ところで１次合格の発表があると
面接対策の申し込みがドッと入ります。

毎朝、受付から私のところにその日の予定表が
回ってくるのですが、
スケジュールが日々、混んできています。

ところで模擬面接をやっていて、
「医学部志望理由のマニュアルとかサンプルが欲しい」
という方がいらっしゃいます。

医学部志望理由が他人と同じであるはずがありません。

一人ひとりそれぞれ違った道を歩んで、
様々な経験をしていろんなことを感じ、
考えてきたわけですから、当然、医学部志望理由も
その本人にしか言えないものであるはずです。
そこを安易に済ませようと考えるのは賛成できません。

他の医学部専門予備校に通う生徒さんが来られて
医学部志望理由を聞くと、
「祖母が目の前で倒れたことがきっかけ」
と話してくれました。

「救急車は誰が呼んだの？」
「お祖母さんの様子はどんなだった？」
「救急車に同乗したの？」
などと聞くと答に詰ってしまいました。
完全な作り話でした。

本番でこうなってしまってはお手上げです。
医学部の面接をお手軽に、安易に済まそうと考えないで下さい。
面接官には見透かされてしまいます。