今日は北里大学医学部、獨協医科大学、関西医科大学の
1次試験日です。
この3大学は、3大学とも地方会場を設けず、
大学キャンパス又は大学近隣で入試を行います。
最近は医学部と言えども
受験生のために地方会場を設ける大学が
多くなっていますが、
この3大学は各大学それぞれの所在地まで
行く必要があります。
ざっくり言うと
北里大学は相模原(神奈川県)、
獨協医科大学は宇都宮(栃木県)、
そして関西医科大学が大阪となります。
ところで毎年、医学部受験生にとって
「ここが狙い目大学」という大学があります。
今年度の私立医学部入試では
私は獨協医科大学が狙い目大学の
一番手と考えています。
もちろん獨協医科大学に魅力を感じていない
医学部受験生にとっては関係ないことかもしれませんが、
とにかく今年、医学部合格を果したいと
考えている受験生には
やはり受験してもらいたいと考えています。
北里大学、獨協医科大学、関西医科大学の3校が
重なった今日この日、受験生ならどう動くでしょう。
まず3日前から考えてみましょう。
3日前の水曜日は順天堂大学医学部、
2日前の木曜日は日本医科大学、
そして1日前の金曜日は昭和大学医学部の
1次試験がありました。
医学部の中でも特に人気の高い
難関3校の試験が続きました。
この3校に本気で合格できると考えている受験生は
この3日間で力を使い果しています。
3校全てを受験していれば今日は休みたいところです。
また3校のうち2校を受験して
今日も受験するとどうなるでしょう。
それ位の実力の受験生なら北里大学
又は関西医科大学でしょう。
あえて、新幹線に乗って大あわてで
宇都宮まで行くことはしないでしょう。
北里大学医学部の志願者は
前年の2,016人から若干減るかもしれません。
しかし、本当の意味で合否を争う
レベルの受験生は減りません。
獨協医科大学に回る受験生もいるでしょう。
しかし、北里大学に合格できると考えている受験生は
北里大学を受験します。
獨協医科大学は宇都宮から更に先で、
試験を終えたら大急ぎで帰る必要もあります。
負担が大きくてもあえて宇都宮まで行く受験生は
少しでも医学部合格の可能性が高いと思うから
宇都宮まで行く受験生が多いのではないでしょうか。
つまり、北里大学、関西医科大学と
獨協医科大学は受験者層が違うと考えられます。
大学そのものの評価とは別に、
入試の難易度で受験生が動くからです。
また、先にお話ししたように
最上位の医学部受験生は
この日の受験は考えないでしょう。
こういった理由から私は今年の「狙い目」は
獨協医科大学と考えています。