ここのところ医学部の補欠についての
お問い合わせをたくさんいただいています。
「ある大学の医学部の繰り上げの見通し」
についてのお尋ねや
「繰り上げ合格になったら電話が来るのか」
「電話に出なければ飛ばされるのか」
など様々なご質問をちょうだいしています。
その中のひとつに
「昨年のデータを見ると繰り上げ合格50名、
とあった場合、これはどういう意味か」
というご質問があります。
つまり、大学が補欠(繰り上げ合格候補)者に
電話をして入学すると答えて合格通知を送った人数なのか?
それとも入学する、しないにかかわらず
繰り上げ合格となった人の数か?ということです。
これは後者の、
入学の意思とは関係なく繰り上げ合格とした人の数です。
定員100名の医学部で正規合格を100名発表したものの
入学手続締切日までに入学手続をした人が
80名であった場合を考えてみましょう。
更に入学者を20名確保する必要があり
補欠の上位20番までの人に電話をしたところ
15名が「入学したい」と答え、
5名は「他の大学に進学する」と答えたとしましょう。
この場合、更に21番から25番の補欠に
連絡をすることになります。
追加で電話をした5名が「入学する」と答え
実際に入学手続をすると繰り上げ合格者は
25名ということになります。
電話をしないで、合格通知を郵送するケースの方が
一般的です。
ちなみに杏林大学医学部はセンター利用入試で
16名が繰り上げ合格となりましたが、
一般入試の方は未だに繰り上げ合格ゼロです。
この補欠で繰り上げを待っていらっしゃる方は
精神的にも辛い日々だと思います。
毎日、電話の前でじっと待ち、
日に何度も郵便受けを
見に行っていらっしゃることだろうと思います。
あと数日で吉報が届くことをお祈りしています。