昨日お伝えしましたように、厚生労働省から
第105回医師国家試験の資料を頂いてきました。
昨日は全体的なお話しをしましたが、
今日は大学ごとに少し詳しく見ていきましょう。
今年の医師国家試験は2月12日、13日、14日に
全国11ヶ所で行われ、8,611人が受験し、7,686人が合格され、
合格率は89.3%でした。
そのうち新卒は7,723人が受験し7,151人が合格となり
合格率は92.6%でした。ちなみに既卒者の合格率は60.2%でした。
さて、大学別にみてみると最も合格率が高かったのは
自治医科大学と滋賀医科大学の99.0%です。
その次が東京慈恵会医科大学の97.2%、
札幌医科大学の96.2%、筑波大学の95.7%と続きます。
ちなみに東大は92.2%、京都大学は87.2%でした。
新卒に限ってみると100%合格を達成したのは
慈恵医大と大阪医大の私立2校だけでした。
私立ではその他にも自治医大、慶應大、
藤田保健衛生大の3校が合格率99%でした。
また東京医大は合格率98.3%でした。
国公立大学の新卒合格率99%は名古屋大学、
滋賀医科大学の2校で、広島大学が98.1%でした。
こうやって見てくると、
入試の難易度と医師国家試験の合格率は
イコールではなさそうです。
「医師になるんだ」という強い目的意識が
大きく関わっているように思います。
ですから医学部入試の面接では
「なぜ医学部を志望するのか」という質問が
必ずと言っていいくらいされるのだと思います。
第105回医師国家試験の詳細はメルリックス学院のHP
からご覧ください。