医学部に現役で合格するためには、
まず「現役」という立場を活かせる推薦入試を
検討するといいとお話ししましたが、
今回はもう少し具体的にお話ししましょう。
国公立医学部の推薦入試は
38の国公立大学医学部で行われ、
筑波大学、群馬大学、佐賀大学の3大学を除き、
35の大学医学部ではセンター試験の受験が
必須となっています。
大雑把に言ってしまえば
国公立大学医学部推薦入試は
センター試験の結果が合否を左右するということです。
センター試験の受験が課せられていない3大学も
筑波大学と群馬大学の医学部推薦入試では
小論文が実質的な学力試験となっています。
普通の小論文だと思っていると、
英語や数学、理科の試験でビックリしてしまいます。
佐賀大学医学部推薦入試でも、
大学独自の試験が課せられます。
つまりザックリ言ってしまえば
国公立大学医学部推薦入試は
学力勝負の入試と言えます。
「センター試験だけでいい」
「大学によっては3教科で済む」
ということはありますが、
学力勝負という点では、
一般入試と変わりません。
さて、私立大学の医学部推薦入試はどうでしょうか?
22大学の医学部で推薦入試が行われますが、
私立大学の医学部推薦入試は指定校制、公募制ともに
大学によって本当に試験内容が様々です。
国公立大学医学部推薦入試のように
センター試験の受験が必須な大学は、ありません。
聖マリアンナ医科大学のように
学力試験を全く行わない大学もあります。
東京女子医科大学の推薦入試も学力試験はありません。
学力試験も藤田保健衛生大学のように
英語と数学だけの大学もあります。
逆に東京医科大学のように英語、数学、理科3科目の他に
バウムテストを課す大学もあります。
医学部推薦入試といっても
試験内容は大学によって様々です。
特に私立医学部の推薦入試は
大学ごとにバラバラです。
では医学部推薦入試を検討すると言っても、
どういう手順で検討していけばいいのでしょうか?
次回は具体的な手順についてお話しします。