一般的に日本の大学入試の最高峰は
東大又は京大と考えている人が
多いのではないでしょうか?
マスコミが東京に集中しているので
入試の頂点ということでは京大より、
東大の方が圧倒的に取り上げられることが
多くなっていると思います。
また入試の頂点である東大に合格した受験生の勉強法が
取り上げられることも多いようです。
書籍も、何冊か出ているようです。
さて、東大合格者の勉強法はごく普通の受験生にとって
大いに参考にすべきものでしょうか?
私は、ごく当り前の受験生にとって
東大合格者の勉強法は参考にすべきものもありますが、
むしろ参考にはならないものも少なくないと思います。
少し前に「東大生のノートはきれい」といったような
内容の本が話題になりましたが、
「ノートをきれいに書けば成績が上がる」
ということではないと思います。
東大生に聞くとキャンパスでノートがきれいな人を
募集していたようですし、
東大生の多くがノートがきれいということでは
なさそうです。
ノートをきれいに書くことばかりにとらわれても
学力は向上しないでしょう。
どうノートを使うかということが大切で、
ノートを有効に使いこなせる人が
東大に合格するということだと思います。
「ノートをこの様に使えばいい」と教えられても、
使いこなせる人にとってはなんでもないことでも、
誰れもがその様にできるかと言うと
それは別の話でしょう。
数日前に東大の理系を卒業した20代の方と
お話しする機会がありました。
彼は神奈川県の公立小学校、公立中学校、公立高校と卒業し
1浪して東大に合格された方です。
首都圏からの東大合格者は開成高校や桜蔭高校のような
私立の中高一貫校や筑波大学付属駒場高校のような
国立の中高一貫校からの合格者が圧倒的に多い中で、
公立中学、公立高校出身で御両親も高校卒業の
ごく普通の受験生だったということで、
勉強方法についていろいろお聞きしました。
彼の話を一言でまとめると「勉強が嫌いなうちは伸びない」
でした。
非常に示唆に富む話でしたが詳しくは次回に。