現役で医学部に合格するくらいまで、
一夏でガラッと変身する医学部受験生は、
間違いなく受験体力が、
まず大きく伸びているというお話をしました。
では、受験体力を短期間で伸ばすには、
どうしたらいいのでしょう?
それは、一度大きな負荷をかけることで
グッと勉強体力を伸ばすのです。
「大きな負荷をかける」とは、
どういうことでしょう?
1週間程度でも、これまでにないくらい
勉強漬けの生活を送るのです。
勉強体力が十分ではない医学部受験生は
「医学部は厳しい」「医学部は難しい」
と分っていて、尚かつ
「勉強しなくてはならない」
ということも分っていても、
身体がついていきません。
つまり、これまでガッチリ勉強をした経験がないので
「勉強をしなければ」と思っていても、
その気持ちが長続きしないのです。
ですから、ガッチリ勉強をさせてやって、
勉強をする経験をさせてやればいいのです。
そもそも長く勉強できないのに、
口で「ガッチリやれ」と言っても無理じゃないのか?
そのとおりです。
口でいくら言っても、無理でしょう。
ですから、そういった環境に身を置くのです。
短期間でもコワい家庭教師をお願いして、
ドッサリ宿題を出してもらうのもいいでしょう。
たくさんの宿題をやらざるを得ない、
つまり勉強をやらなければならない状況を
作り出すのです。
合宿に参加するのも効果的だと思います。
親元を離れるわけですから
ワガママも言いにくいでしょう。
合宿でみんなと一緒に勉強するわけですから、
自分だけサボるわけにもいきません。
24時間の監視付きですから、
やらざるを得ません。
例えばメルリックスの合宿では
朝7時40分から1日の勉強がスタートして、
夜の11時まで続きます。
早寝早起きで勉強に集中します。
一人でこれをやれと言っても、
なかなか難しいでしょう。
しかし、不思議なことにみんなでやると
できてしまいます。
合宿終了後のアンケートには、
「自分がこんなに勉強をできるなんて
自分でビックリ!!」などと書いてあります。
合宿参加者が口々に言うのは
「終わってみれば楽しかった」
ということです。
「自分もやれた」という充実感からでしょうか?
有無を言わせず勉強漬けの生活を送ることで、
勉強体力は確実につきます。
そう言えば、以前の合宿参加者には
秋以降、グイグイ伸びて国立医学部に
合格した生徒もいました。
高校の先生が一番驚いたと言っていました。
せっかくの夏休みという大きなチャンスを
活かすために、
ぜひどこかで思い切って自分に負荷を
かけて下さい。
きっとやり切れるはずです。