医学部を受験する際に
日本の高校を卒業した受験生には
調査書の提出を求められます。
よく「調査書(内申書)の内容が悪いが大丈夫か」
という質問を受けますが、
医学部入試で調査書はどの様に
使われるのでしょうか?
結論から言うと、
推薦入試も一般入試も
医学部入試では
調査書は、ほとんど見ていません。
もちろん、全く見ないわけではありませんし、
面接では調査書からの質問もあります。
しかしそれも、調査書を面接の材料に
しているに過ぎません。
高校の成績は良ければいいに決っていますが、
悪いとダメかというとそれは考え過ぎです。
面接で調査書を見ながら
「高校時代の成績悪いけど、どうして?」
と聞かれることもたまにありますが、
特に恐れる必要はありません。
理由があれば言えばいいし、
そうでなければ「反省している」で
問題ありません。
「そんなんで大丈夫か?」と
思われるかもしれませんが、大丈夫です。
もちろん、言い方の問題はありますが、
恐れる必要はありません。
高校間格差がありますので、
A高校の評定4.5とB高校の評定3.8と
どちらを上位と考えればいいのか
大学側は分らないのです。
ただ、調査書で唯一、しっかり見るところは
欠席日数です。
遅刻日数は調査書に書かれませんので
心配いりません。
しかし、欠席日数は書かれます。
高校3年間、毎年10日以上の欠席がある場合は、
「どうしてこんなに欠席があるの?」と
聞かれる可能性大です。
ここだけは、しっかりした答を準備しておいて下さい。
いずれにしても調査書については、
医学部入試ではあまり神経質になる
必要はありません。
ところで明日11日(木)から17日(水)まで
夏休みをいただきます。
この間メールでのお問い合わせに対して
返答ができません。
あらかじめご了承下さい。