医学部入試を受験するためには、
まず出願書類を提出しなければなりません。
医学部AO入試の出願が終わり、
今は医学部推薦入試の出願書類の添削が
続いています。
医学部受験生の皆さんは出願書類の中でも
特に志望理由書や自己推薦書で苦労するようです。
これらの添削をしていますが、
その出来映えは様々です。
ほとんど手を入れなくてもいいものから、
全面的に最初から書き直しが必要なものまで
本当にいろいろです。
医学部の志望理由書や自己推薦書で
全部書き直しが必要なものは
入試要項をちゃんと読んでいないことが原因です。
医学部の入試要項には、
自己推薦書や志望理由書について
「これを書け」と内容が指示されるケースが
少なくありません。
例えば金沢医科大学医学部AO入試の自己推薦書には
「出願要件のいずれにあてはまるかを明記し、
本学卒業後の展望と
そのための在学中の勉学目標などについての考えを
述べて下さい」とあります。
ですから、まずは自分は出願要件のどれに当るのかを
はっきり書くことから始まります。
そして将来の展望と、在学中の抱負について
書く必要があります。
これを全く無視して書く人がいます。
「自己推薦書」という名称から、
とにかく自分を一所懸命に売り込む人がいますが
大学が求めているものとは全く異なります。
こんな時には、全部書き直してもらっています。
出願締め切りまで時間がなく、医学部受験生本人が
「無理です」となれば、そのまま提出するか、
こちらで書き直すしかない場合もあり得ます。
そんなことにならないよう、
医学部の出願書類を書く時には、
まず入試要項をしっかり読むことから始めて下さい。