今日は産業医科大学医学部の推薦入試です。
先週末に東京医科大学と近畿大学の推薦入試が終わり、
このところ続いていた推薦入試の模擬面接も一段落つきました。
一昨日の月曜日はメルリックス本館の3階をお借りして
願書記入会を行いました。
受験生にとって出願書類の準備は大変な負担になります。
メルリックスでは受験を迷っている大学も含め
全ての入学願書を用意して、生徒の皆さんに一括で配布します。
もちろん無料です。
切手も用意しますし、健康診断も近くの医院と提携して
無料で行っています。
今年は業者の方にお願いして、
願書記入会の会場で証明写真の撮影も行いました。
生徒達が普段は見慣れないスーツ姿で校内を歩いている姿が、
新鮮に感じられました。
さて、医学部入試が近づくにつれ、
お電話やメールで様々なお問い合わせを
いただくことが増えてきました。
昨日は某大手予備校に通う医学部受験生の方から
ご相談をいただきました。
その方は私立医学部専願で考えているそうですが、
数Cの行列と物理の原子をやっていないというお話しでした。
医学部入試において、この2つをやっていないと
受験できる大学が非常に限られてしまいます。
具体的に言えば、首都圏の受験生に人気のある杏林大学や
北里大学、聖マリアンナ医科大学といった大学では、
行列が大問で出題されますし、
東邦大学では毎年小問集合で行列が出題されます。
また、物理で原子をやっていないということは、
多くの受験生が受ける岩手医科大学をはじめとして、
埼玉医科大学や東京医科大学など
原子分野から出題される大学は
実質的に受験校から外すことになります。
まだ医学部入試まで1ヶ月ちょっと時間がありますので、
とりあえず行列は仕上げた方がいいでしょうと
アドバイスさせていただきました。
偏差値的には十分に合格を狙える方のようでしたので、
行列と原子の2つをやっていないだけで、
受験校が限られてしまうのは、非常にもったいないと思いました。
また、これは正式に発表されていないのですが、
関西にある私立医学部4校のうち、
ただ1校、センター試験利用入試を行っていない大学が
どうやら来年度(2013年度)からセンター試験利用入試を
導入するようです。
この大学は関西4私大のうち、
唯一、地方会場を設けていなかったのですが、
同時に東京会場も実施するようです。
この大学は伝統ある旧設大学として、
特に関西の受験生には人気が高いのですが、
2013年4月に新キャンパスが誕生するのに併せて、
入試制度も様々な改革が行われるようです。
今のところ、センター試験利用入試の定員は
15名を予定しているようで、
「入学を考えている方は一般入試の定員が多い
今年が狙い目です」というお話しをいただきました。
さて、明日は日本私立歯科大学協会の研修会で
講演をさせていただくことになりました。
この講演は一昨年もご依頼をいただき、
隔年で行っているということですが、
今回もお声をかけていただきました。
定員割れや授業料減額が報道される私立歯学部の現状について、
日頃、感じていることを率直にお話しさせていただこうと思っています。