前回は私立医学部の受験校について
メルリックスではどのように決めていくかという
お話しをしました。
前回の日記である担任が生徒さんに
「あなたは自分で正しく判断できるから
自分で受験校を決めて大丈夫だよ」
と言ったら、その生徒さんから
「担任の決めてくれた大学を受けます」
という答が返ってきた話ですが、
結局、担任とその生徒さんの2人で相談しながら
受験校を決めたようです。
担任によると、いつもは生徒さんからの
「この大学はどうしても受けたい」
「あの大学は受けたくない」
といった様々な要望を聞きながら、
日程や難易度、出題傾向を考えつつ、
「本命」と「押さえ」を
バランスよく組み合わせて考えていくので、
「自由に決めて下さい」と言われると
却ってどうしたらいいかわからなくて
戸惑った、と話していました。
さて、「押さえ」という言葉を使いましたが、
難関である私立医学部入試において、
いわゆる「滑り止め」「押さえ」というのは
ないと考えるのが普通です。
どの私立医学部も非常に激戦で
高いレベルの学力が要求されます。
それでも、敢えて言うならば、
いわゆる「地方」の「新設医大」は
首都圏にある旧設医大に比べれば、
易しいとまでは言えませんが、
比較的入りやすいと言えるのは事実です。
メルリックスでは、受験校を決める時は、
そうした難易度の他に、
マーク式か記述式かといった形式や、
1次試験の配点、科目ごとの出題傾向も考えながら
生徒と相談していきます。
その手順は1人ひとり全く違い、
まさに「オーダーメード」という言葉にふさわしい、
生徒1人ひとりのオリジナルな入試日程表が
出来上がります。
年明けには、今年度入試のいわゆる
「狙い目大学」について
お話しさせていただきたいと思っています。
今年も1年間、当ブログを読んでいただきまして
ありがとうございました。
読者の方々には改めてお礼申し上げます。
いただいたメールには、
すべて私自身からお返事させていただいておりますが、
もしかしたら何らかのアクシデントでメールが届いておらず、
「問い合わせをしたのに返事が来ない」
と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
そういったことがないように細心の注意を払ってはいますが、
もし万が一そのような方がいらっしゃいましたら、
大変お手数ですが、再度お問い合わせいただければ幸いです。
また、お電話やFAXでもご質問を受け付けておりますので
どうぞどんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
少しでも受験生の方々のお役に立つよう、
一生懸命お答えさせていただきたいと思います。
今年は3月11日に東日本大震災があり、
たくさんの方々が犠牲になられました。
今も生まれ育った土地を離れて、
避難生活を余儀なくされている方々が、
大勢いらっしゃいます。
メルリックスでも医学部受験生のために
何かできないかと考え、
被災された方への授業料を減免させて
いただくことにしました。
実際に何人か減免制度を利用して
メルリックスに通ってらっしゃる方が
いらっしゃいます。
被災地で暮らしている受験生をはじめ、
1人でも多くの受験生の努力が報われ、
来年の春には桜を咲かせられるように
願わずにはいられません。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお迎え下さい。