医学部一般入試の出願も
多くの大学で出願締切日が近付いてきました。
生徒達の出願書類のチェックも
「最後の追い込み」と言ったところです。
また、外部の方からの出願書類のチェックのご依頼も
ピークを迎えています。
医学部や歯学部の出願書類で
多くの受験生が苦労されるのは
「本学志望理由」のようです。
昭和大学医学部、北里大学医学部など、
「本学志望理由」を求める大学は
少なくありません。
医学部受験生が書いた「本学志望理由」をチェックしていて
とても多いのが、「本学」の志望理由を求められているのに
「医学部」の志望理由を書いているケースです。
「本学志望理由」とは、分りやすく言えば
「医学部もいろいろあるけど、どうしてうちの大学がいいの?」
ということです。
この「本学志望理由」を書く際に注意してほしいのは、
書き上げた「本学志望理由」は他大学でも使えるか、という点です。
他大学でも使えそうであれば、それは「本学志望理由」としては
ふさわしくないということです。
そこを意識して書いて下さい。
また、医学部や歯学部の出願書類は、
面接の際の材料とされることがよくあります。
例えば、「本学志望理由」に「優れた設備が揃い」などと書けば
面接で「優れた設備って書いてるけど、具体的にどの設備?
どこが優れてるの?」と聞かれる可能性が十分あります。
同じ様に「優れた教育システム」や「充実した教授陣」なども、
面接で突っ込まれそうです。
医学部や歯学部の出願書類は面接で使われると思って、
しっかりした内容で書き上げて下さい。
ところで、出願書類を書いているといろいろなことが
起きるようです。
先日も医学部を志望する生徒から、
「本来、鉛筆で書くべきところをボールペンで
書いてしまったが、どうしたらいい」という相談を受けました。
すぐに大学に確認したところ、「かまわない」ということでした。
同じようなことが他にもあって、いずれの大学でも
「ボールペンで書いた上から鉛筆でなぞって下さい」
と言われました。
出願書類は鉛筆やシャープペンシルで
下書きしてから書いた方がいいのですが、
いきなりボールペン等で書いてしまう受験生もいるようです。
いずれにしても慎重に。