医学部入試

医学部の確定志願者数から今年の医学部動向を考える

今日までで私立医学部志願者数
確定した大学が9校あります。

岩手医科大学、獨協医科大学、杏林大学、東邦大学、
金沢医科大学、藤田保健衛生大学、近畿大学(センター利用前期のみ)、
久留米大学、福岡大学
の各医学部です。
(獨協医科大学、杏林大学、藤田保健衛生大学はセンター利用も含む)

この9大学の医学部一般入試のうち志願者が増えたのは
岩手医科大学、獨協医科大学、杏林大学、金沢医科大学、
近畿大学(センター利用前期のみ)、久留米大学、福岡大学の7大学です。
一方、志願者減となったのは、東邦大学、藤田保健衛生大学の2校です。

詳しくは『私立医・歯学部入試結果速報』をご覧下さい。
http://nyushi.melurix.com/archives/214

このうち近畿大学はセンター試験利用入試の志願者数だけが
確定しています。
そのセンター試験利用入試ですが、近畿大学、藤田保健衛生大学の
2校で志願者が増え、獨協医科大学、杏林大学は志願者減となっています。

各大学の増減を見ると岩手医科大学で60名増、
獨協医科大学は186名増(地域枠含む)、
杏林大学で60名増、金沢医科大学は169名増、
久留米大学は175名増(地域枠含む)、福岡大学は55名増、
東邦大学は126名減、藤田保健衛生大学では208名減で
これを合計すると371名増となります。

センター利用は獨協医科大学が86名減(地域枠含む)、杏林大学が190名減、
藤田保健衛生大学が41名増、近畿大学(前期)が173名増でした。

これらの動きを見ると、どうやら今年も私立医学部の志願者は
多少なりとも増加しそうです。

全体的な医学部志願者動向は予想どおりですが、
岩手医科大学は志願者が減ると予想していましたが、
60名の増加でした。

志願者動向予想の難しさを痛感すると同時に、
医学部受験生の皆さんにおわび致します。

話は変わりますが、医学部受験を終えた生徒が
「数学で1問てこずったので他の問題に変えて
解き始めたけど、てこずった問題が気になって
集中できなかった」と言っていました。

受験生が陥りやすいワナです。

入試において完答など必要のないことは頭で理解していても、
実際の本番入試の会場では、自分の出来なかった問題のことばかり
気になってしまいがちです。

もう一度確認しましょう。

私立医学部入試は基本的に4科目の総合点で
合否判定が行われます。

私立医学部入試の合格最低点は得点率7割程度です。
問題が難しい大学では6割を少し超えれば合格です。

総合点で7割を目指して下さい。

たとえ1科目が上手く行かなくても
残りの3科目で十分カバーできます。

落ち着いて目の前の問題に集中して下さい。