医学部入試

愛知医科大学の面接・小論文は最も厳しい

本日、11時に愛知医科大学1次試験の合格発表があり
408名の医学部受験生の方が2次試験に進むことになりました。

余談ですが愛知医科大学では1次試験の合格発表ではなく
2次試験受験資格者発表となっています。

愛知医科大学の志願者は、去年の段階で大学から
「今年は出願の出足が悪い」と聞いていましたが、
最終的に志願者は1,675名と前年を250名下回りました。

愛知医科大学では、3年前の繰上げ合格者は172名でしたが
一昨年が24名、昨年が41名と大きく減少したことが
志願者減の一つの要因ではないかと思います。

愛知医科大学は2次試験を終えた後に、
正規合格者の他に補欠を1次補欠と2次補欠に分けて発表します。
以前は1次補欠に入っていれば間違いなく繰上げ合格となったのですが、
ここのところ1次補欠でも「全員が繰り上げ合格」とはならなくなっています。

藤田保健衛生大学も志願者減となりましたが
愛知県の医学部2校が揃って志願者を減らす結果となりました。

さて、愛知医科大学の2次試験ですが、
小論文と面接が行われますが非常に手強い試験です。
小論文は昨年からガラリと傾向が変わり、
チラシを作ったり写真を見て物語を作ったりと
受験生にとってはスラスラとは行かないだろう小論文になりました。

そして面接ですが、私立医学部入試では間違いなく最も厳しい面接です。
時間は最低25分と決められており、他大学が10分程度で面接を
終えることを考えると3倍程度の時間をかけてじっくり面接が行われます。

面接の中で圧迫面接があったり、グラフを見せられて
グラフの読み取りをさせられたり
自分の性格を四季で言わされたりと様々な角度から面接が行われます。

それだけ真剣に「良き人材」を求めているということです。

逆に言うと、じっくり受験生を見てくれるわけですから
面接の準備のやりがいもあると言うものです。
私も愛知医科の練習はいつも以上に力が入ります。

ところで、岩手医科大学から始まりこれまでどこの大学も
1次試験を通っていなかった生徒が
愛知医科大学の1次試験に合格しました。

英語の先生と一緒にパソコンに向っていましたが、
合格と分ったとたんすっかり表情が変わりました。
試験の手応えがないと嘆いていましたが、
「あれ位の出来で愛知医科の1次に通るなら
北里とかも大丈夫な気がしてきた」とすっかり元気が出たようです。

もう1人、少し自信を失くしかけていた生徒も
愛知医科大学の合格を知って、
見たこともないくらいよくしゃべっていました。

やはり入試は気の持ちようです。
そして、どこで合格になるかは神のみぞ知るです。
例え今のところ結果が出ていなくても、
きっとこれからいい結果が待っているのです。