医学部入試

東京医科大学の小論文・面接、東海大学医学部の小論文・面接、そして久留米大学医学部の小論文・面接

今日は東京医科大学東海大学医学部
1次試験の合格発表がありました。

東京医科大学のセンター試験利用入試の1次試験合格者は
昨年より15名少ない165名、
一般の1次試験合格者は昨年より14名多い407名、
茨城県地域枠が昨年より1名少ない2名でした。

東京医科大学の小論文ですが、昨年から大きく変わりました。
一昨年までは割と普通の小論文だったのですが、
昨年は山折哲雄の1300字程度の文章を読んで
400字で趣旨をまとめる問題でした。

このタイプの趣旨をまとめる問題が今年も出題されるか微妙なところですが
準備はしておきたいところです。

東京医科大学の面接ですが、ここの特徴は倫理的な質問がされることです。
例えば「電車の中で携帯電話で話している人がどうする」といった質問です。
また、適性検査はYGとバウムです。

東海大学医学部は、昨年まで2次試験を行っていなかったのですが、
今年から2次試験を実施することとし、
昨年まではなかった小論文面接を行うことになりました。

東海大学医学部の面接は今年からなので、
残念なことに受験者の報告はありません。

ですから推察するしかないわけですが
今、分っていることは小論文は30分で500字ということと、
面接は1人10分程度ということです。

参考にすべき情報としては東海大学医学部編入学試験
付属高校の内部推薦入試がありますので、
その受験者の報告です。

東海大学医学部の編入と内部推薦の受験者報告は揃っていますので、
その報告を含めての予想になります。

東海大学医学部の小論文は昭和大学医学部のような
テーマ型ではないかと考えています。

例えば今年度の東海大学医学部の編入学試験の討論のテーマであった
「災害時の大学病院の役割について述べよ」といった出題が
されるのではないかと考えています。

東海大学医学部の面接ですが、個人面接での質問は
ごくオーソドックスな「なぜ医学部を志望するのか」
「なぜ東海大学を志望するのか」などでしょう。

医学部の志望理由は出願書類の中の医学部調書に書いて
提出していますので、もう一度読み直しておいて下さい。

東海大学医学部の2次試験は、あくまで予想でしかありませんが、
2次試験までにやれることはやっておいて下さい。

ところで昨日、1次試験の合格発表があった久留米大学医学部
2次試験についてたくさんお問い合わせをいただきました。

久留米大学医学部の小論文の問題作成者は医学部長です。
現在の久留米大学の医学部長は学長も兼任される先生で
基礎系ではなく臨床、外科系の先生です。

そうなると小論文のテーマは必然的に
現在の医療に関するテーマとなることが予想されます。

例えば「自宅で死を迎えることについてどう考えるか」
「地域により受けられる医療に格差があるがこのことをどう考えるか」
といったテーマに則った問題が考えられます。

このタイプの小論文は多少、現代医療についての知識があった方が
書きやすいでしょうから、そういった資料を読んでおくといいでしょう。

メルリックスでも朝日、読売、毎日、産経、西日本の
各新聞の医療系の記事の切り抜きを1年を通してやっています。
久留米大学医学部の2次試験対策講座の受講者の皆さんにも
医療系の記事の切りぬきのコピーをお渡ししますが、
量が多過ぎてもいけませんので、どの記事のコピーをお渡しするか
悩むところです。

さて、久留米大学医学部の面接ですが、
質問はオーソドックスなものですが、
本当に医療に関心を持っているか確かめるような質問も
よく聞かれます。

例えば「へき地医療について何か知っているか」などが聞かれています。

また、久留米大学や久留米大学医学部については
十分な知識を持っているか確かめられると考えておいた方がいいでしょう。

ところで今日は北里大学医学部埼玉医科大学(前期)
昨日は藤田保健衛生大学帝京大学医学部の合格発表がありました。
これらの大学の繰り上げ合格についてのお問い合わせも多いのですが、
それは明日お伝え致します。