医学部入試

杏林大学医学部・福岡大学医学部・久留米大学医学部の繰り上げ状況

杏林大学医学部繰り上げ合格は徐々に動いているようで
今日の17時の時点で一般は補欠順位39番、
センター試験利用入試は補欠順位25番まで繰り上げ合格となっています。

杏林大学医学部は、これくらいの時期から
細かく繰り上げ合格を出しています。
状況が判明次第、随時お知らせしていきます。

福岡大学医学部繰り上げ合格ですが
現在、補欠順位12番まで繰り上げ合格となっています。
福岡大学医学部の次回の繰り上げ合格は
どうやら3月20日頃になりそうです。

久留米大学医学部繰り上げ合格ですが、
こちらは補欠順位27番まで繰り上げ合格となっています。
今週中か来週早々にも繰り上げ合格がありそうです。

さて、「国公立で出されるような難しい問題を解いていれば、
私立の問題は一般的にそれほど難しくないので
当然、解けるようになるか」
という話の続きです。

メルリックスでは、国公立医学部入試には定評のある
駿台予備校さんなどの大手予備校さんで学ばれたものの
うまく行かず、予備校を変えて再出発なさる方が
少なくありません。

そういった生徒達と話をしていると、いつも
「国立向けの難しい問題を解いていても
私立の医学部対策としては不十分」と感じます。

確かに私立の医学部では、慶応大学などの一部の大学を除いて
出題される問題は見たこともないような難問ではありません。
問題集などでも取り上げられる標準的な問題が多く出題されます。

ただし「試験時間は短い」ということが大切なポイントになります。
私立の医学部では、よくある問題を短時間で手際よく
処理する
ことが求められます。

国公立のように「難しい問題をじっくり考えて解く」
というのとは大きく異なります。

国公立中心で勉強をされてきた方は口々に
「私立は問題が違う。試験時間が足りなかった。
私立対策が十分ではなかった」とおっしゃいます。

私立医学部入試への対応力を磨くためには、
私立医学部で出されるレベルの問題をたくさんこなして
「問題を見ると同時に手が動く」ことが目標となります。

国公立医学部と私立医学部の学力試験では
求められることが異なります。

ですから難しい問題を解くことが
私立医学部入試への対応力を磨くことには、
ストレートにはなりにくいと考えています。