国公立医学部と私立医学部の併願を考えていらっしゃる
医学部受験生の方も少なくないでしょう。
国公立医学部と私立医学部の併願は、
思ったほど簡単でも単純でもありません。
メルリックスでは少なくとも1ヶ月に1回は
担任と生徒が1対1で面談をします。
私も担任をする生徒と順番に面談をしているところです。
面談をしていて感じるのは国公立医学部と私立医学部の
併願の難しさです。
まず生徒から昨年の状況を聞きますが、
昨年は大手予備校の国公立医学部コースにいた生徒達で
センター試験で80%~85%の正解率だった生徒達が
どこの医学部にも合格していません。
私の感覚だと「そんなにとれてて、あり得ない」
といった感じです。
「センター85%」ですと私立医学部のセンター利用は無理でも
国公立医学部は十分チャンスがある成績です。
また、それぐらいの成績なら私立医学部の一般入試で
合格できそうなものですが、そうはなっていません。
国公立併願だった生徒の口から聞かれるのは
「センターまでは、とにかくセンター対策ばかりやって
私立医学部対策は全くできなかった。
センターが終わり、さあ私立医学部となっても、
私立医学部の問題に慣れていないので、全然解けなかった」
「国公立の2次対策もしなければならないし、
私立医学部の入試が先だし、どうしていいか分らなくなり
国公立も私立も中途半端に終わった」
といったことです。
医学部受験生一人ひとりの成績により当然、
入試直前の作戦は変わってきます。
国公立医学部と私立医学部の併願を考えている
医学部受験生の皆さんは、入試直前の過し方を
よく考えておいて下さい。
ところで、生徒と面談をする際に
事前に書いてきてもらうシートが2枚あります。
その1枚に今年の抱負を書く欄があります。
一人の生徒の抱負の中の一つにこうありました。
「努力では他人に負けない」
こんな生徒達の夢をかなえなければならないと
こちらも気合が入ります。