医学部入試

私立医学部の入試戦略(2)

前回、国公立医学部の入試戦略は
私立医学部入試にはフィットしないことをお伝えしましたが、
では私立医学部の入試戦略とはどんなものなのでしょうか?

私立医学部入試も現役の医学部受験生であれば、
まず推薦入試を考えて下さい。
特に現役生しか受験できない大学の推薦入試は
浪人生という強敵のいない戦いですから、
チャンスは大きくなります。

ただ医学部の推薦入試は大学によって試験内容が様々ですから
どの様な問題が出題されるのか、しっかり調べて下さい。

一般入試に近い出題なのか、実態として出題範囲が限られているのか、
特定の分野に片寄っているのか、問題そのもののレベルや
試験時間は十分なのかなどをしっかり把握して下さい。

東京医科大学のように理科は3科目出題されたり、
東京女子医科大学のように英語がなくて、
国語と言えそうな問題や
高校の勉強では全くやらないパズル的なものが出題されたりと
本当に大学によって様々です。

面接と言っても金沢医科大学福岡大学医学部のように
独特のグループ討論を課す大学もあります。

さて、私立医学部一般入試への戦略ですが、
まず私立医学部入試では何が求められているのかを知る必要があります。

私立医学部入試では志望校を絞り込んで勉強することは
得策ではないとお伝えしました。
特定の大学だけに集中するのは賛成しませんが、
私立医学部入試全体としての特徴をとらえることは大切です。

私立医学部入試全体として必要なこと、不要なことを知ることは
受験勉強を進める上で欠かせません。

次回は、この続きを。