2013年度のセンター試験を科目別に予想してみます。
まず、理系受験生なら落とせない数学IAと数学IIBです。
それぞれの過去5年の平均点は下記のようになっています。
(点)
2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | |
数学IA | 66.31 | 63.96 | 48.96 | 65.95 | 69.97 |
数学IIB | 51.01 | 50.86 | 57.12 | 52.46 | 51.16 |
(独立行政法人 大学入試センター)
ざっと見てお分りのように、2010年を除いて数学IAの方が
数学IIBより平均点が高くなっています。
数学IAの平均点はほとんど60点台なのに対し
数学IIBの平均点は50点台です。
この傾向は今年も変わらないだろうと思います。
ただし、2010年の数学IAのように突然、問題が難しくなり
平均点が大きく下がることもあります。
昨日もお伝えしたようにセンター試験を受けていて
「だめだ。いつものように解けない」と思っても、
問題そのものが難化している可能性も十分ありますので
「こりゃ、他の人も苦労しているぞ」と考えて下さい。
自分だけができないと思わないで下さい。
さて、数学IAの予想ですが、昨年の平均点は70点に近く、
いかにも高過ぎますので昨年と比べれば多少は難しくなるでしょう。
出題者としては63~65点程度になるように考えて
出題してくるのではないでしょうか。
ですから、実際に問題を解いていて昨年の問題よりは
難しく感じると思います。
出題内容は2次関数と放物線はもちろん、
絶対値と不等式、必要・十分条件、場合の数と確率など
定番となっているところからの出題が考えられます。
数学IIBですが、平均点は50点台の前半が多く、
今年もその辺りになると思われますので、
手応えとしては昨年と同じ感覚だと思います。
数学IAも数学IIBも、問題そのものは難しくはないので
計算間違いや転記ミス、問題文の読み間違えなどのつまらないミスは、
絶対やらないように心して下さい。