昨日17:00に岩手医科大学1次試験の合格発表がありました。
例年、医学部入試で最も多い1次合格者を発表する
岩手医科大学医学部ですが、
今年の1次合格者は650名と昨年を18名上回り、
岩手医科大学医学部としても過去最高の1次合格者数となりました。
昨年は、ここから正規合格と繰り上げ合格を合わせて
169名が合格となっています。
例年、160名程度が合格通知を手にしているのですが、
1次合格者のうち500名近くの医学部受験生が涙を飲むことになります。
岩手医科大学医学部は1次合格を果しても、
まだまだ先は遠いと考えるくらいで丁度いいでしょう。
さて、岩手医科大学の2次試験では小論文は
既に終えていますので面接だけが行われます。
面接官2名に受験生1名での個人面接が行われます。
面接では「医師志望理由」と「本学志望理由」が
必ずと言っていいほど問われますが、
岩手医科大学の志望理由で多いのは、
やはり何と言っても「地域医療に尽力しているから」でしょう。
岩手県で唯一の医学部であり、東北地方では
東北大学に次ぐ歴史を誇る岩手医科大学は
まさに東北の地域医療の要と言えます。
一昨年の東日本大震災の時も、被災地の医療の
中心的役割を果し、その時の様子は現在も
大学のホームページで読むことができます。
ただ、あまりにも受験生の志望理由が「地域医療」に
偏りすぎているからか、
最近の岩手医科大学の面接では、地域医療に対して
厳しく突っ込まれることが多いようです。
少なくとも、付け焼き刃の知識では
歯が立たないと思っていいでしょう。
志望理由に「地域医療」と入れなかったうちの生徒も、
面接の最後の方になって、面接官からいきなり、
「君は地域医療についてどう思う?」と聞かれて
戸惑ったようです。
岩手医科大学の面接を受ける受験生は、
地域医療について、少し入念な準備をしておいた方がいいでしょう。