昨日は、藤田保健衛生大学、東京慈恵会医科大学の合格発表の他に、
東京女子医科大学でも2次試験の合格発表がありました。
今年の女子医大の合格者は、正規合格者が109名、補欠が95名でした。
過去3年の女子医大の正規合格者は108名か109名でしたので、
今年も例年並みと言えるでしょう。
女子医大に正規合格となられた方は、ホッとされたことでしょう。
さて、東京女子医科大学の補欠ですが、順位つきでの発表になります。
昨年の女子医大の補欠は93名でしたので、補欠者数は昨年並みでした。
女子医大で補欠になられた方にとって最も気になるのは、
「何番まで繰り上げ合格になるのか」ということでしょう。
まず、過去3年の補欠からの繰り上げ合格者数を見てみると、
昨年が34名、一昨年が49名、3年前が50名でした。
ここで気をつけたいのは、女子医大の一般入試の定員が、
昨年から5名減っていることです。
ちなみに一般入試の5名は推薦入試に回され、
公募制推薦入試の定員が昨年から5名増えています。
正規合格者と繰り上げ合格者を足した総合格者数は、
昨年が142名、一昨年が157名、3年前が159名ですので、
定員減の影響は出ていると感じられます。
ただ、昨年は今年と同じ人数ですから、今年も女子医大の総合格者数が昨年と同数だとして、
昨年の合格者数142名から今年の正規合格者の109名を引くと、
今年は33名が繰り上がることになります。
もちろん、実際はこんなに単純ではありませんが、一つの目安と考えていいいでしょう。
東京女子医科大学の発表があってから間を置かず、
補欠になった生徒の親御さんからご相談の電話をいただきました。
「女子医の補欠○番だが、繰り上げ合格になると思うか?」
というご相談でした。
補欠が回るのは間違いないと思いましたが、
既に正規合格をいただいている大学の手続き締切日が迫ってきていて、
その大学に入学手続きをすべきかどうか悩むところです。
合格発表が続くと、
どこの医学部にどのタイミングで入学手続きをするかも考えていかなければなりません。
入学辞退をしたとしても、入学金は戻ってきませんし、
授業料等も他の大学と二重に支払うことも多くなります。
合格をたくさんいただくということは、嬉しいことではありますが、
こうした悩みも出てきます。