先日お伝えしたように、3月19日に
今年(第107回)の医師国家試験の合格発表がありました。
詳細はこちら【メルリックスのホームページ】
http://nyushi.melurix.com/archives/179
この医師国家試験は、新聞などで合格率が報道されますが
この時に使われている合格率は新卒と既卒を合わせた
大学全体としての合格率です。
医学部進学を考える際に、医師国家試験の合格率は
気になる指標の一つだと思いますが、
新卒の合格率と既卒の合格率は分けて考えた方がいいと思います。
やはり重視すべきは新卒の合格率だと思います。
新卒合格率を見る時のポイントは、
もちろん合格率が大切ですが、
それだけでなく出願者数と受験者数にも
注意してもらいたいところです。
出願者数と受験者数に差があれば、
6年生で卒業できなかった学生がいることになります。
ここも重要なポイントです。
もっと細かく言うと出願者数は6年生の人数ですから、
本来いるはずの6年生の人数との差があれば
留年した学生がいるということですが、
前の年の留年率が6年生にいることもありますので、
そう単純ではありません。
さて、大学別に見てみると埼玉医科大学の健闘が目に付きます。
新卒合格率が100%でした。
尚かつ、出願者数と受験者数も同数で
6年生全員を卒業させての100%合格でした。
しっかりとした国家試験対策を
大学としてなさっているのだと思います。
他大学で新卒合格率100%は名古屋市立大学だけでした。
こちらも6年生全員が卒業しての100%合格でした。
ちなみに毎年それほど合格率が高いとは言えない
東京大学医学部と京都大学医学部ですが、
東京大学は新卒合格率99.0%と今年は高い合格率でした。
京都大学の新卒合格率は96.0%とまずまずと言えると思います。
国立大学医学部で「あれっ?」と思ったのが
高知大学医学部の新卒合格率79.5%でした。
国立大学と言えども入学後の勉強に
手抜きは許されないということなのかもしれません。
ところで22日(金)はメルリックス学院渋谷本校の
合格祝賀会でした。
メルリックスでは各クラスに担任が付いて、
担任と生徒が1年間一緒に合格を目指します。
生徒が合格を喜ぶのはもちろんですが、
1年間ずっと生徒と一緒に考え、悩み、後押しをしてきた
各担任スタッフにとっても格別の日になります。