今年の医学部入試も大詰めを迎えましたが、
昨日は獨協医科大学で繰り上げ合格がありました。
獨協医科大学の補欠繰り上げ合格になった生徒は、
選抜クラスではなく一般クラスの生徒でしたが、成績が順調に伸び、
一般クラスの中ですが2つ上のクラスにクラス替えになった生徒でした。
最初はそれほど高い学力ではなくても、
よく頑張って成績が伸びてクラスが上がっていくような生徒は、
いい結果を出してくれます。
「自分より高い学力の中で揉まれた方がいい」と考える方も多いようですが、
毎年多くの生徒を見ていると、私はそうではないと思います。
講師は「このクラスはここまでは出来ているから、
その上の部分から入ろう」と考えます。
この「このクラスは、ここまでは出来ている」の部分が出来ていなければ、
授業は上滑りになってしまいます。
他の生徒は十分理解できても、
なんとなく分かったような気になるだけだと思います。
スタートの時点では不本意だと感じるクラスであっても、
本人にふさわしい内容の授業を受け、クラスが上がっていく生徒の方が、
いい結果につながると思います。
まさに、獨協医科大学に繰り上げ合格になった生徒がそうでした。
昨日は、29日(金)に岩手医科大学医学部に繰り上げ合格になった生徒が
あいさつに来てくれましたが、この2人は、後期は同じクラスで勉強していました。
最後の最後に、同じクラスから繰り上げ合格が2人出ました。
同じクラスの他の生徒が自分のことのように喜んでいる姿を見ると
「みんなで医学部に行くんだ!!」
というクラス全体の強い気持ちがあってこその合格だと感じます。