聖マリアンナ医科大学で、4月2日付での
8名の繰り上げ合格の掲示がありました。
東京は昨日から雨が続いていますが、
聖マリアンナ医科大学のある神奈川県川崎市も
同じ様に雨が続いているようで
掲示版のガラスに水滴が多く付いているのが分ります。
聖マリアンナ医科大学に繰り上げ合格になられた8名の方には
前日の4月1日に電話連絡があったのではないかと思います。
そこで入学の意思を確認して、
その日のうちに入学者を確定させて翌日に掲示をしたのだと思います。
最後の最後に合格通知を手にした医学部受験生の皆さんは、
胸を張って医学部に進学して下さい。
時期は遅くとも「合格」に変わりはないのですから。
1年早く医学部を学ぶことができるようになったわけですから、
今の喜びを忘れず医学部での勉強に精進して下さい。
ところでその聖マリアンナ医科大学に
3月20日を過ぎてから繰り上げ合格となった生徒のお母様が、
今日の午前中に来て下さいました。
私と、その生徒を担当していたスタッフと2人で
合格のお喜びをお聞きしたのですが
お母様は「本人から『聖マリに繰り上った!!』と電話が来たけれど、
入学手続書類を本人が受け取って、
合格を知らせる電子郵便の写真をメールで見るまで不安だった」と
おっしゃっていました。
この生徒は地方から上京して1人暮らしをしていたのですが、
担当していたスタッフは本当によくやってくれていて、
出願前の入学願書のチェックはもちろん、投函したか、
受験票を受け取ったか、試験会場までの交通手段と所要時間の確認、
そして試験当日のモーニングコールと水も漏らさぬフォローをしていました。
ところがある大学の試験当日、この生徒から「受験票を忘れた」と
そのスタッフに連絡が入ったのですが、
スタッフの頭の中には会場までの所要時間が入っていたので、
現在地を確認して「受験票を取りに戻りなさい。十分、間に合う」と
話したとのことです。
この生徒が特別頼りなかったというわけではなく、このスタッフは
「担当した生徒全員が安心して入試に立ち向い、
100%の力を発揮できるようしただけです」と言っています。
驚いたことに、このスタッフは生徒の済む部屋の台所を見て、
「風邪をひいた時は、おかゆは作ってあげられる」と確認していたようです。
この生徒は周囲の支えのありがたさも分っているでしょうから、
将来は患者に寄り添うことのできる医師になってくれるものと思います。