今年の医学部一般入試では、志願者動向が注目される大学がいくつかあります。
その一つが、学費を大きく引き下げた帝京大学医学部です。

これまで帝京大学医学部は6年間の学費が4900万円を超え、
医学部の中で最も学費の高い大学でした。

今年に入ってから、学費を下げたほうがいいか、帝京大学医学部から相談を受けましたが、
その時は、学費を下げたとしても小幅だろうという印象を受けました。

しかし、帝京大学医学部は学費を6年間で1100万円以上下げることになりました。
大幅に引き下げました。

帝京大学医学部の6年間の学費は、私立医学部でも安いほうになった、とまでは言えませんが、
少なくとも、学費が目立つことはなくなりました。

昨年までは、学費の高さから帝京大学医学部を受験しない受験生もいましたが、
今年度の入試はどうなるでしょう。

各種模擬試験の合格可能性判定に帝京大学医学部が書かれた状況から、
明日は帝京大学医学部の今年度の入試を考えてみます。

ところで先日、「間違いなく日本で一番医学部入試に詳しい」とこのブログでも何度か触れたスタッフが、
生徒の親御さんと電話で話している声が聞こえてきました。

杏林大学医学部の出願についてでした。

杏林大学医学部の1次試験は、
五反田TOCと杏林大学医学部のある杏林大学三鷹キャンパスの2か所で行われます。

そして、杏林大学医学部では、1次試験の会場を受験生が選ぶことができます。

前述のスタッフが電話で親御さんからいろいろ話を聞いた後、
「それならこっちの1次試験会場がいいです。
こっちで1次試験を受けるとこうなりますから、2次試験ではこうなります」
と話していました。

私も初めて聞く話で、「杏林の医学部ってそうなの？」と思わずそのスタッフに聞いてしまいました。
恐るべし、です。