医学部入試

帝京大学医学部攻略

学費を大きく下げたことで医学部受験生の注目を
集めている帝京大学医学部ですが、
英語、数学、化学、生物、物理、国語の6科目の
中から3科目
を選んで解答します。

まず、どの科目を選択するのかが重要になります。
以前は帝京大学医学部入試の6科目の中では
数学の問題が難しく、私達もなるべく数学を
避けるように指導していました。

ところが帝京大学内部でも「数学の難易度が高い」
ということが問題になって、数学を易しくするのではなく
他の5科目の難易度を数学に近づけるようにしました。
ですから最近では私達も数学を避けた方がいいとは
言わなくなりました。

帝京大学医学部の合否判定は素点の3科目合計で
判定されます。

東海大学医学部のように受験日や受験科目による
有利不利を無くすために、偏差値換算するということは
行いません。
多少の得点調整はあるようですが、
それほど細かくは行われていないと考えています。

帝京大学医学部の合格発表は3日目の試験日の
翌々日に行われます。
1日、1500人~2000人程度の受験者がいるのですが、
解答方式はマークシート式ではなく記述式です。
試験を終えて6科目の採点をし、更に採点ミスがないか
チェックして集計して3日間の試験結果をまとめ、
面接の結果も加えて合否判定をして、
正式承認を経て合格発表となります。
合格通知を準備し、電話での合否通知システムも
準備する必要があります。

この作業を中1日で行うのは大変なことだと思います。

帝京大学の方に「よく出来ますね」という話をしたところ
「人海戦術だ」と言っておられました。
それにしても、短時間でこれだけの作業を行うのは、
かなり大変なことだろうと思います。
このことを考えると、あまり細かいことをやっている
時間はないのではないかと思います。

ですから、帝京大学医学部入試で選択する3科目を選ぶ際は、
どの科目が一番点が取れるかを考えればいいでしょう。
どの科目が他の受験生に差を付けられるかは、
ひとまず置いておきましょう。
であれば、帝京大学医学部の過去問を各科目1時間で解いて、
どの科目が点が取れるかを考えればいいと思います。

実際の帝京大学医学部入試で選択する科目が決まっても、
まだ次の作戦を考えなければなりません。

それは次回に。