杏林大学医学部が今年度の医学部入試の大事なポイントになるとお伝えしましたが、
杏林大学医学部志望者にとって悩ましいのは、東邦大学医学部をどうするかでしょう。
杏林大学医学部の2次試験は、1月29日(水)の1日だけです。
他の医学部のように、2次試験日を複数日設けて都合のいい日を選択させる
ということは行っていません。
その杏林大学医学部2次試験日である1月29日は、
東邦大学医学部の1次試験日です。
杏林大学医学部の2次試験を受験すると、
東邦大学医学部の1次試験は受験することができません。
杏林大学医学部と東邦大学医学部のどちらも受験したい医学部受験生にとって、
非常に悩ましいところでしょう。
普通は、杏林大学医学部の1次試験に合格すると、
杏林大学医学部の2次試験を受験し、東邦大学医学部の1次試験は欠席するでしょう。
ひょっとしたら、杏林大学医学部の1次試験合格は間違いない、と考え、
東邦大学医学部への出願を取り止めた受験生もいるかもしれません。
もちろん、と「東邦大学医学部はぜひ受けたい」ということで、
杏林大学医学部への出願を見送った医学部受験生もいるでしょう。
とは言え、杏林大学医学部と東邦大学医学部の
両方に出願した医学部受験生も多いのではないでしょうか?
両方の大学に出願したと言っても、それは万が一、
杏林大学医学部の1次試験に合格できなかった時のことを考えての出願でしょう。
ですから、まずは杏林大学医学部の1次試験の合格を目指していると思います。
しかし、残念なことに杏林大学医学部の1次試験に合格することができなかったとしても、
落ち込む必要はありません。
先ほどお伝えしましたように、杏林大学医学部の1次試験に合格した受験生は、
杏林大学医学部の2次試験を受験するため、東邦大学医学部の1次試験を欠席せざるを得ません。
つまり、杏林大学医学部1次試験に合格した成績上位の医学部受験生が、
東邦大学医学部の1次試験を欠席するということです。
昨年、杏林大学医学部の1次試験合格者は413名でした。
今年も同じくらいの1次合格者だとすると、少なくともその半分の200名程度は、
東邦大学医学部を欠席するのではないでしょうか?
万々が一、杏林大学医学部の1次試験に合格できなければ、
「神様が『お前は東邦大学医学部に行け』と言ってるんだ」と考えてください。
成績上位者がごっそり抜けるわけですから、
東邦大学医学部合格のチャンスは大きいと考えてください。
ところで、メルリックスの合宿も、今日が最終日です。
この合宿期間中は毎日、医大生の先輩から
「自分はこの時期、どんな精神状態だったか。こういう勉強をやって良かった」
などの話をしてもらいました。
毎日、異なる医学部の先輩から話をしてもらいましたが、
特に医学部の1年生、つまり去年の今頃は受験生だった先輩達の話は
役に立ったのではないでしょうか?
どんな話があったか、明日以降お伝えします。