いよいよ明後日1月18日(土)から、大学入試センター試験が始まります。
そして、週が明けて1月21日(火)の愛知医科大学1次試験から、
私立医学部一般入試が始まります。
センター試験は、去年が難しかっただけに、多少揺り戻しがあって、
5教科総合の平均点は多少なりとも上がるのではないかと思います。
特に国語と数学ⅠAは昨年に比べて、点数が取りやすくなるのではないかと考えています。
いずれにせよ、センター試験の平均点は毎年上下しますので、
センター試験を受けての手応えだけでなく、受験生全体としてどうだったかにも注意してください。
ところで、センター試験は2日間あります。
初日が終わったところで、答え合わせをしたくなるかもしれませんが、
答え合わせはしない方が無難でしょう。
万一、思わぬミスがあった場合、翌日に引きずってしまう可能性があります。
答え合わせよりも、2日目の準備をしたほうがいいでしょう。
さて、本題の「今年の私立医学部の狙い目」ですが、
まずは1月25日(土)に1次試験を行う川崎医科大学だと考えています。
昨年もそうだったのですが、今年も川崎医科大学の1次試験は
関西医科大学の1次試験と重なりました。
もともと川崎医科大学は、1次試験も倉敷市の川崎医科大学でしか受験できません。
東日本の医学部受験生にとっては、とても遠く感じられます。
医学部の1次試験が続く中、多くの受験生が移動には慎重になります。
昨年も、医学部の前期・Ⅰ期試験で受験者が最も少なかったのは、
受験者1315名だった川崎医科大学でした。
医学部受験生の6~7割を占める男子が受験できない
東京女子医科大学の昨年の受験者は1557名でした。
川崎医科大学は受験者が少ないだけでなく、受験者層にも注意が必要です。
川崎医科大学の1次試験日は、関西医科大学の1次試験日と重なります。
川崎医科大学と関西医科大学のどちらを受験するのかを考えた時、
「関西医科大学に合格するチャンスがある」と考える医学部受験生は、
ほとんどの場合、関西医科大学を受験校に選ぶでしょう。
そうすると、成績上位層は関西医科大学に流れることになります。
その結果、川崎医科大学は強敵の少ない医学部入試となります。
受験者が少ない上に、強敵も少ない。
こういったことから、川崎医科大学は、昨年に続き今年も狙い目だと考えています。