今年度の私立医学部の狙い目として
昨日は川崎医科大学を挙げましたが、
もう1校、獨協医科大学も狙い目と考えていいでしょう。
獨協医科大学も川崎医科大学と同じ様に
1次試験の試験会場は大学のみです。
獨協医科大学のキャンパスは栃木県下都賀郡にあり、
けっして交通の便がいい所とは言えません。
医学部受験生にとって獨協医科大学への行き帰りの移動は
大きな負担になります。
そうなると、どうしても獨協医科大学の受験を躊躇してしまいます。
昨年は獨協医科大学の1次試験の前日は
東京女子医科大学の1次試験日だったので、
医学部受験生の6~7割を占める男子は、
獨協医科大学1次試験前日は2次試験がなければ「空き」の日でした。
ですから男子の医学部受験生は、
獨協医科大学1次試験を受験するために前日、
移動をすることはそれほど負担にはなりませんでした。
しかし、今年度は獨協医科大学1次試験の前日は埼玉医科大学、
藤田保健衛生大学、近畿大学医学部の1次試験日です。
この3大学の1次試験を終えてからの移動となると、
かなりの負担となるでしょう。
藤田保健衛生大学と近畿大学医学部は、
東京にも1次試験会場がありますが、
それぞれの大学の地元で1次試験を受験するとなると、
東京からの移動以上に大きな負担となります。
また、獨協医科大学1次試験の翌日は
聖マリアンナ医科大学の1次試験です。
昨年、聖マリアンナ医科大学は3,143名の志願者を集め、
複数試験日の大学を除くと
日本大学医学部、昭和大学医学部に次いで志願者数第3位の大学でした。
翌日に聖マリアンナ医科大学の1次試験があることも
医学部受験生には獨協医科大学の受験を迷う大きな要因になります。
今年度入試では、獨協医科大学1次試験日の1月27日を
「空き」にすると非常にスッキリします。
これらのことから獨協医科大学を回避する受験生は少なくなく、
獨協医科大学は医学部今年の狙い目と言っていいでしょう。
明日は、センター試験の1日目です。
今は雪などで交通機関が乱れないことを祈るばかりです。