医学部入試

東邦大学医学部をどう考えるか

今年度の大学入試センター試験が始まりました。

初日の今日は、静岡県で鉄道のトラブルにより
試験開始が繰り下げとなった会場があったようですが、
その他は大きな混乱もなくセンター試験が行われているようです。

今日のセンター試験を終えたら、気持ちは明日へ向けてください。

さて、今年度の私立大学医学部の入試では、試験日の重複が多くあります。
その中の一つに、杏林大学医学部の2次試験日と東邦大学医学部の1次試験日の重複があります。

多くの医学部受験生にとって、杏林大学と東邦大学医学部は、どちらもぜひ受験したい大学でしょう。

しかし、杏林大学医学部の1次試験に合格し、2次試験を受けることになると、
東邦大学医学部の受験を断念せざるを得ません。

そこで、
「杏林大学医学部の1次試験は通るだろうから、東邦大学医学部への出願は止める」
あるいは
「東邦大学医学部はどうしても受験したい。だから、杏林大学医学部へは出願しない」
と考える医学部受験生も少なくないでしょう。

メルリックスでは、東邦大学医学部の受験料が無駄になるかもしれませんが、
杏林大学医学部と東邦大学医学部の両方に出願するように勧めています。

入試の序盤戦で、合格通知を手にすることができれば、落ち着いて医学部入試に取り組めます。

今年度の医学部入試で最も早く合格発表を行う杏林大学医学部で合格することは、
重要な意味を持ちます。

しかし、杏林大学医学部の1次試験に合格できないこともあります。
その時は「東邦大学を受けられるから、かえってラッキーかもしれない」と考えてください。

杏林大学医学部の1次試験に合格した受験生は、
東邦大学1次試験を欠席せざるを得ません。

つまり、杏林大学医学部1次試験に合格するような成績上位者が
まとめて東邦大学医学部1次試験を欠席することになります。

そもそも、東邦大学医学部への出願を断念しているかもしれません。

東邦大学医学部を受験する医学部受験生にとっては、チャンスが大きく広がることになります。

ちなみに、昨年の杏林大学医学部1次試験合格者は413名でした。

東邦大学医学部は昨年、学費を大きく下げ、
医学部受験生の人気がこれまで以上に高まりました。

しかし、今年度は杏林大学医学部2次試験と試験日が重複したことから、
必要以上に恐れる必要はないと考えています。