今年度の医学部入試の狙い目をお伝えしてきましたが、
もう1校忘れてならないのが、東海大学医学部神奈川県地域枠です。
この東海大学医学部の神奈川県地域枠は、昨年の入試から実施されており、
医学部受験生の認知度は高いとは言えません。
恐らく予備校関係者でも、ほとんど意識されていないと思います。
昨年の東海大学医学部神奈川県地域枠は定員3名で行われ、志願者は137名でした。
定員3名とは言え、志願者137名となると「少ない」と感じます。
実は、昨年の神奈川県地域枠では、定員は3名ですが、
繰り上げ合格者を含めると合格者は10名でした。
昨年のこの神奈川県地域枠では、
東海大学医学部が想定していたボーダーラインよりも、
実際のボーダーラインは下だったようです。
この東海大学医学部神奈川県地域枠は、
神奈川県地域枠と言っても、出身地や居住地に関係なく、
神奈川県の医療に貢献したいと考える受験生であれば誰でも受験することができます。
そして、もう1点注意しなくてはならないのは、
「定員が3名から5名に増える予定」ということです。
2名とは言え、定員が増えることになれば、結果にも大きく影響します。
先述しましたように、昨年は定員3名に対して、合格者は10名でした。
定員2名増えると合格者も2名増える、ということではなく、
合格者が10名、20名と増えても不思議ではありません。
導入から2年目となる今年度入試でも、
東海大学医学部の神奈川県地域枠の認知度が高まったとは思えません。
1月18日現在の志願者は164名で、昨年に比べ27名のみの増加です。
恐らく、最終的な志願者数もそう増えないと思います。
今年度医学部入試の狙い目と言っていいでしょう。
ちなみに、「定員が5名に増える予定」と「予定」を入れたのは、
最終的な文部科学省の認可がまだ下りていないからです。
東海大学のホームページでも、「予定」となっています。
正式には1月の最終週に認可が下りるようです。